宮古島の絶景ポイントやおすすめグルメ

宮古島の概要

宮古島は沖縄県の離島で、沖縄本島からさらに290キロほど南西にあります。東京や名古屋など、本土から直行便の航空路もあり、本土から約2時間強でこの南の離島へ来ることができます。
島の周囲は約100キロ程度なので、自動車で走れば半日ほどで一周できてしまいます。
宮古島本島の他にも池間島や伊良部島、下地島や大神島といった島々が連なり、石垣島や与那国島などを含む先島諸島の一角でもあります。

宮古島マップ(航空写真):Google Maps

宮古島を取り巻くいくつかの島とは海峡橋で結ばれています。
全長1,690メートルの来間(くりま)大橋、そして全長3,540mの伊良部大橋も開通し、サンゴの海を低空飛行するかのような景観は、誰もが感嘆の声をあげることでしょう。

また、宮古島では、ダイビングなど海のレジャーも観光客に人気です。シーカヤックも人気で、事前講習を受ければビギナーでも、シーカヤックでしか行けない鍾乳洞を訪れることができ、最高の感動体験をお持ち帰りできます。

島の形は、「翼を広げた猛禽類」のようだとも言われ、伊良部島には「サシバ」という実在の鳥をかたどったモニュメント(展望施設)があり、それはまさに飛び立とうとする猛禽類のようです。

ふらうさぎバナタ展望施設

加えて「ハブの心配がない」島というのも、観光にはメリットになります。



宮古島の観光

沖縄県・宮古島観光のだいご味のひとつは、レンタカーで島一周ドライブをすることかもしれません。「ドライブで一周」が手軽にできる「島の広さ」というわけです。最近ではレンタサイクルで島を巡る人も増えており、ちょっとのんびりと景色を楽しみながらのサイクリングも楽しそうです。

島の「東西に広げた翼」の西にあたるのが、風力発電のための風車がいくつも連なっている不思議な景色が見られる西平安名崎です。風車近くの展望台からは、ラグーンのような美しい海を一望できます。
そして、「東の翼」にあたるのが東平安名崎です。こちらは、断崖から急に海へと変化する景色が楽しめ、数キロにもわたって電線も電信柱もない道が先端の灯台まで続いています。
そして島の内部ではさとうきび畑やひまわり畑など、一周のあいだにいくつもの表情が楽しめます。
もちろん、海やビーチの美しさはピカイチものです。

宮古島の海が美しい理由とは?

宮古島には、「東洋一美しいビーチ」と称される与那覇前浜をはじめ、いくつもの美しいビーチや海の景色があります。
そこには「宮古島ならでは」の理由が、実はあるのです。
宮古島は大昔、サンゴ礁でした。それが色の白い琉球石灰岩となり、厚さ数十メートル〜100メートル超にもなって島の土台を作っています。この石灰岩は隙間がたくさんあるので、雨水などはそこを通って流れることとなるので、宮古島には地表を流れる大きな川がないのです。加えて、宮古島には高い山がないので、「泥が川によって海へ運ばれることがない」ということになります。その結果、海はきれいなままでいる、というわけです。

宮古島を観光するならレンタカー

宮古島の見どころは、なんといっても海です。
東へ行っても西へ行っても海です。島の成り立ちから、高い山はありませんし、大きな川もありません。「都会では見られない星空」というのも宮古島の魅力のひとつですが、まずはいろいろな海の美しさを楽しみましょう。
そのためにの足には、まずレンタカーです。
宮古協栄バス、八千代バスなどのバスもありますが、空港と繁華街、伊良部島など限られた路線しかありません。宮古島は一周で約100キロくらいですから、レンタカーでぐるっと一周、いろいろな景色を楽しみましょう。
空港の到着ゲート前に案内所にも島内のレンタカーの案内がたくさん掲示されています。

宮古島空港到着ゲート前の案内所

レンタカーは1日2000円台からあり、フィットクラスが多いです。荷物がたくさんあればミニワゴン系もよいですが、以外と使えるのが軽バンです。たとえばウインドサーフィンの道具をフィットに車内位に積むとすると「1ボード+2セイル」くらいでいっぱいですが(乗員は1名+α)、軽バンならばその倍以上は車内に搭載できます。繁華街の道はとても狭いので、そんなロケーションでも便利です。

軽バンの積載量や使い勝手はとても高い
空港前のバス乗り場
宮古島空港前のバス乗り場の案内図
宮古島くるりんバス

宮古島の観光スポット

東洋一の前浜ビーチ


東洋一の美しさ、と称賛されるのが与那覇前浜ビーチです。
サンゴ礁が砕けてできた白い砂浜はとてもキメが細かくサラサラしています。その砂が海底にずっと続いているので、曇りの日でも海面はコバルトブルーに輝いています。

全長7kmにもおよぶ白砂のビーチの北側には宮古島有数のホテル・東急リゾートホテルがあります。


ホテル前のビーチにはブイで囲まれた遊泳エリアがあり、水中観光船などが発着する浮き桟橋があります(季節によってはない場合もあります)
その桟橋付近のビーチの様子を動画でどうぞ。

東急ホテルのビーチエリアにある立て看板

そして前浜ビーチのほぼ中央付近にあるのがマイパマ・エスカーサというレストランです。

エスカーサ

ここは以前は「ウィンディ前浜」という名前で営業していましたが(その看板というか、壁面に書かれた文字は、今の駐車場側に残っています)、今は新装してエスカーサというレストランになっています。宮古そばをはじめ数種類の飲食が提供されています。

ウィンディ前浜の名残を残すエスカーサの壁面

エスカーサ(旧ウィンディ前浜)に掲げられた宮古島観光マップが以下。

宮古島観光マップ

この前浜では、毎年、4月の第1日曜日には海びらきが開催されます。
与那覇前浜ビーチの西端が前浜漁港になります。グラスボードなどの発着場にもなっています。

来間前浜港
来間前浜港

来間大橋と来間島

前浜脇から対岸の来間島に伸びるのが1995年3月に開通した全長1690mの来間大橋。
来間島は、その人口が160人ほどの島で、ちょっと小高くなった島の上方は畑がずっと広がっています。車で一周すれば満足する島ですが、前浜を見下ろせる展望台(竜宮展望台)からの望む海の景色が絶景。

▼マンゴースムージ▼

来間大橋を渡った先にある来間島。渡って右に折れ、竜宮展望台に行く途中には、こんなドリンクを出してくれるリゾートカフェが何軒かあります。

伊良部大橋と伊良部島

伊良部島と宮古島をつなぐ伊良部大橋は、2015年1月31日に開通しました。無料で渡れる橋としては日本最長の3540mを誇ります。まだ比較的新しい橋なので、ちょっと古いレンタカーのカーナビで「伊良部島」を指定すると、伊良部大橋ではなく、昔、フェリーが出ていたであろう平良港へ連れて行かれることがあるので注意しましょう。

実際に伊良部大橋を渡ると、その感覚は、眼下に広がるコバルトブルーの海の上を低空飛行する飛行機のような気分です。

▼人気が高い伊良部大橋▼

伊良部大橋
伊良部大橋

伊良部大橋を渡ると、伊良部島と下地島です。両島は抱き合うような形で位置しており、下地島にはジャンボジェットが発着できる規模の下地島空港があります。
下地島空港はもともと航空機パイロットの練習のために作られた飛行場でしたが、3000メートル級の滑走路を有し、大型機の発着も可能です。2019年の3月31日には、新しいターミナルが開かれ、定期便が就航する予定になっています。

3月30日 ジェットスター・ジャパンによる成田空港への定期便(1日1往復)が就航予定。
7月3日 ジェットスター・ジャパンによる関西国際空港への定期便(週3往復)が就航予定。
7月19日 香港エクスプレス航空による香港への定期便(週3往復)が就航予定。
絶景と称された「17エンド」が立入禁止に

下地島空港への定期便就航によって便利になるのですが、一方で「残念」という声もあがってます。
この空港は、もともとジャンボジェット機の運転訓練のために作られたため、これまでも訓練につかわれており、敷地の外からその様子を見ることができました。それも含め、エメラルドグリーンの海に向かって伸びる赤い桟橋とサンゴ礁の海独特の美しさは絶景と称されています。

下地島空港で見られたタッチ&ゴーの訓練風景

その景観が楽しめる空港の北側の外周道路付近を「17エンド」と呼び、密かな人気スポットになっていたのですが、定期便就航にあたって、安全確保の見地から立ち入り禁止になります。
もともと「観光地」として開発された場所ではなく、道路の幅や駐車場、マリンスポーツの安全確保(監視員など)、トイレなど、ちゃんと整備されたエリアではありません。そこが「航空ファンの聖地」として有名になり、大勢の観光客が押し寄せることは、安全面ではいろいろ問題があったのです。
ということで、下地島空港管理事務所は、市役所や観光協会、バス会社、タクシー会社、レンタカー業者へ向けて、3月23日からの通行止めを伝えることになりました。



西平安名岬

車で北西へずっと走り、島の西端方面を西平安名岬と呼びます。池間大橋〜池間島というルートももちろん美しいのですが、そこへ行かず、分かれ道を左へ走ると風力発でのための風車がいくつも設置された不思議な景色に出会えます。

西平安名岬の風車
西平安名岬の風車

高台になっているので、見下ろす海の景観も絶景で、池間島大橋とに囲まれた部分はまさに「ラグーン」という感じの景色です。

その帰り道では、島尻のマングローブ園がおもしろいです。
潮の満ち引きで海水も入り込む汽水域の池があり、散歩をしたりサップでゆるりと漕いだりすると、これも面白い景観に出会えます。

島尻のマングローブ園

東平安名岬

島の東へ東へ車を走らせると、やがて道路から電柱がなくなり、緑の中にただ一本の道が何キロも続きます。その最東端が東平安名崎の灯台です。
この場所も「日本離れしている」ということで、しばしば広告やCMなどのロケーションで使われています。

宮古島の見どころ押さえたモデルコース

宮古島の見どころはたくさんありますが、それらをまとめたダイジェスト動画があります。

ドライブで「池間大橋」→「池間島」→「フナクスビーチ」→「伊良部島」→下地島空港17エンド」→「与那覇前浜ビーチ」→「来間島・竜宮城」→「長間浜ビーチ」→「伊良部島の三角点」→「砂山ビーチ」・・・・と各所を巡っていく動画で、回る順番をすこしアレンジすれば、このまま「モデルコース」と言ってもよいかもしれません。

宮古島のグルメ

沖縄県・宮古島では、地元の食堂で気軽に十分グルメを楽しめます。海ぶどうや島ダコを使った海鮮丼などに、島特産・もずく酢がサイドメニューに付いたりすると、ヘルシーさがよりアップします。



宮古そば

宮古島グルメでは、宮古そばも超定番メニューにあげられます。
沖縄本土にある「沖縄そば」と同じように見えますが、こちらでは「島そば」「宮古そば」と呼びます。

宮古そば

鰹節や昆布などを出汁とし、ニンニクや骨付き肉などを煮込んだスープは(店によって異なります)、太めの中華麺のようなそば(小麦粉と塩水の他にかんすいやその代用品が使われている)は、手軽なスタミナ源ともなってくれます。

島内のあらゆる食堂・レストラン・居酒屋・空港などで食べることができ、味も店によって少しずつ違います。下の写真はミスターマックスやYAMADA電機などがならぶショッピングモールにある「なびい食堂」の一品。可もなく不可もなくですが、個人的には比較的好みです。わたしは「ベニショーガください」といって小皿でもらって(無料)乗せて食べます。

なびい食堂の宮古そば

わたしの印象としてはソーキの肉など、ちょっと脂っぽく感じることがありました。下の写真が完食できなかったステーキそばです。ここは「ういづ」という食堂で、前浜ビーチへ行く道の途中にあります。観光客というより、地元の人や作業員の昼ごはんどころ、という感じのお店でした。全体的に脂っこい印象。カレーライスが無料なのですが、そこまでたどりつけたことがありません。逆に言えば、安くてボリュームを求めるならうってつけの食堂です。

食堂ういづのステーキそば・平良字下里985-8
食堂ういづのソーキそば

 

宮古そばの「生そば」はスーパーやコンビニで普通に売られており、その定番ブランドである「古謝そば」は、実店舗が島の中央部にあり、観光客にも人気です。口コミの評価も高く、観光客に好まれそうな小洒落た内装のお店で、味も安定しています(個人的にはもう少しパンチ感が欲しいのですが)。

古謝そばのソーキそば

味も見た目も「沖縄そば」そっくりですが、こちらでは「沖縄そば」と呼ばず、「宮古そば」と呼びます。なぜかカレーライスを同じ店で出している店も多く、「宮古そば」→「カレーライス」という食べ方も地元流だとか。古謝そばもそうですが、「そば」を食べに入った店内に「カレー」のにおいが立ち込めていると、少々面食らいます。
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ダグズ・バーガー

宮古島といえば宮古牛」という人も多いと思いますが、ここではステーキでも焼き肉でもなく、あえてハンバーガーをご紹介します。

ダグズ・バーガー

ダグズ・バーガーとは文字どおり「ダグのハンバーガー店」、つまり「ダグラスさんのハンバーガー屋」という意味です。
ダグは東京生まれでアメリカ国籍の弁護士さんでしたが、釣りの取りつかれてたどり着いたのが宮古島でした。そして宮古島の素晴らしさを知るうちに、それを活かした活動をしたいと思い、地元産の食材を使ったレストランを作ることにしたのです。
最初に生まれたのが「ダグズ・ツナステーキバーガー」、宮古島産のキハダマグロをしっかり使ったハンバーガーです。
そしてさらに、宮古列島の多良間島で産する多良間牛を得て作られたのが「ダグズ・バーガー」なのです。
肉肉しく、ボリューミィなそのハンバーガーは、「来島するたびに毎回行っている」というリピーターもいるほどです。

店外に列ができるほどの人気店、ダグズ・バーガー

東急ホテル&リゾーツのレストラン「シャングリラは、料金もホテル料金なのですが、やはり一流ホテルだけあって、安心して楽しめる美味しさ。安定のオアシス感があるテイストです。下の写真は特製カツカレーライス。

東急ホテルの特製カツカレー

 

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Doug's Burger - Tarama-jima Beef Burger! 本格アメリカンスタイルのグルメバーガー…

そして、宮古島グルメで人気急上昇中なのが、「雪塩」という自然塩です。
エメラルドグリーンの海水を煮込んで取り出され、カリウムやマグネシウムなどの含有量が高いのが特徴的で、栄養豊富な自然塩となっているのです。こちらは「雪塩工房見学ツアー」などもあり、雪塩そのものお土産屋さんはドン・キホーテなどに置いてあります。
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宮古島のイベント

宮古島は離島ですから、本土や本島からのアクセスはそんなによくはありません。それでも、さまざまな大規模なイベントが催されています。それも「宮古島の魅力」のせいかもしれません。

宮古島といえばトライアスロン、というほどすでに定着しているのがトライアスロンイベントです。

宮古島ロックフェス

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