千葉県が潮干狩りにおすすめの理由
千葉県の、とくに内房エリアは遠浅の海が広がり、潮干狩りの名所として知られています。中でも木更津〜富津の一帯は、干潮時には広大な干潟が現れ、潮干狩りにおすすめ度大のスポットにあげられます。
また、千葉県が潮干狩りにおすすめの理由にはアクセスのよさもあり、東京から電車や自家用車で日帰り可能です。特に、アクアラインができてからは東京・神奈川からのアクセスが抜群によくなり、手軽に行けるようになりました。神奈川から潮干狩りといえば湘南や鎌倉が人気ですが、「混雑を避けて千葉へ」という人も少なくありません。
多くのスポットは観光地化されていて、砂浜が整備されているのも、おすすめの理由にあげられます。
千葉県の潮干狩りスポットは、アサリやハマグリなど、例年4〜5月にハイシーズンを迎えゴールデンウィーク期間に楽しめるのも、おすすめの理由にあげられます。6〜8月もまだ貝は採れますが、貝毒にあたらないよう要注意です。
千葉の潮干狩りスポット
千葉・木更津の潮干狩り
千葉・木更津市は、東京湾で一番広い干潟が現れるエリアです。干潮時には沖合い数百mまで干潟が広がり、初心者でも簡単に貝が採れると人気です。
木更津市の沿岸は工業化が進んだとはいえ、市内に6ヵ所の潮干狩りスポットがあります。その1つ、牛込海岸は東京湾アクアラインの開通で、木更津金田ICから車で5分でアクセスできるようになり、大幅な時短が実現されています。
木更津の潮干狩りスポットのうち、江川海岸は入り口から渡し舟が有名で、最近では潮干狩りだけでなく、海の中に沖合まで並んで立っている海中電柱でも話題になりました。
そして、木更津海岸潮干狩り場は、中の島大橋を通って行くスポットです。
木更津海岸潮干狩り場
〒292-0067 千葉県木更津市中央3-14-11
TEL 0438-23-4545
アクセス:車の場合、アクアライン 連絡道 木更津金田ICより8km。館山自動車道 木更津南IC(富津岬・君津市街)より4km。駐車場:無料、400台(4ヶ所合計)
木更津岸潮干狩り場の料金表
大 人 (中学生以上) |
1,800円 | 2kg |
こ ど も (4歳~小学生) |
900円 | 1kg |
詳細サイト→木更津漁業協同組合
シーズン中は、「金・銀ハマグリ探し」というイベントがあって、金は焼海苔が100枚、銀は焼海苔が50枚プレゼントされます。
また、牛込海岸や久津間海岸でも「黄金のハマグリ探し」などのイベントが好評で、金田海岸などでもプレゼント付きのイベントが好評です。
千葉・富津の潮干狩り
千葉・富津市の海岸は、外洋に近く水がきれいで、貝の生育にメリットとなります。
キャンプ場や展望台などの観光施設もあり、シーズン中は大いに賑わいます。
アサリは身がぷっくりしていて、よいだしが出ると評判です。潮干狩りは、例年4〜9月初めまで楽しめます。
富津市でもとくに、富津海岸は富津岬の東側にある広大なエリアです。シーズンは例年、春休みごろから9月初めまでで、採れる貝種としては、アサリやハマグリなどが定番となっていますが、寿司ネタでいうところのアオヤギ=バカガイと呼ばれる大ぶりの貝もよく採れます。
富津の潮干狩りスポットは、富津漁業組合が管理しています。コインシャワーなどの設備が整えられていますが、シーズン中でも干潟が現れるのは1日に4〜6時間にしか過ぎないので、ベストタイミングは潮見表などで要確認です。
営業期間は2,019年3/9〜9/4。
富津海岸潮干狩り場
〒293-0021 千葉県富津市富津2035番地の74
TEL 0439-87-5561 FAX 0439-87-7115
アクセス:東京方面から車の場合/東京湾フェリー久里浜→浜金谷 35分 東京湾アクアライン川崎→木更津 15分。駐車場:無料富津海岸潮干狩り場の料金表
大人 (中学生以上) |
網袋付約2kg | 1名 2,000円 |
小人 (小学生) |
網袋付約1kg | 1名 1,000円 |
4才~小学生未満 | 網袋付約1kg | 1名 800円 |
※超過料金1kgにつき・・・1,000円
詳細情報→富津漁業協同組合
千葉でキャンプもできる潮干狩りスポット
千葉県の潮干狩りスポットで、富津公園キャンプ場ではキャンプも同時に楽しむことができます。場所は公園内の潮干狩りスポットのすぐ近く、営業期間は例年4月中旬〜5月中旬および7〜8月、60台収容の駐車場も完備されています。
富津公園キャンプ場が予約できなかった場合、近隣では「花はなの里オートキャンプ場 カフェダム」で手を打つことも可能です。場所は郡ダムの近くで、棚田だった地形を生かし、ログハウスやバンガローが配置されています。
千葉県の太平洋側では、「九十九里オートキャンプ場 太陽と海」はおすすめです。すぐ飯岡海水浴場には潮干狩りスポットもあり、飯岡温泉にも比較的近い場所にあります。
千葉の穴場の潮干狩りスポット
千葉県でも、内房の木更津〜富津の一帯は遠浅の海が広がり、潮干狩りのメッカとなってます。中でも、木更津市の久津間海岸は潮の引きが早いので、他スポットよりも少し早めに潮干狩りができる日もあり、穴場となっています。
千葉の潮干狩りスポットは、東京から遠いほど穴場率がアップすると思われますが、灯台もと暗しで意外と近くに穴場があったりします。たとえば江戸川放水路の京葉線橋桁の周辺。とくに整備や管理されているわけではないので、上級者向けのスポットです。
船橋市の「ふなばし三番瀬海浜公園」も潮干狩りスポットで、アサリが採れる穴場です。
ふなばし三番瀬海浜公園
〒273-0016 船橋市潮見町40番
TEL 047-435-0828 FAX 047-435-0358
(電話受付時間 AM.9:00~PM.5:00)アクセス:JR船橋駅南口(京成船橋駅)、京葉線二俣新町駅(「二俣新道」バス停)より京成バス「船橋海浜公園」行きで約25分終点下車。駐車場:500円(普通車)
ふなばし三番瀬海浜公園の潮干狩り料金表
大人(中学生以上) | 430円 |
子供(4才以上) | 210円 |
詳細情報→ふなばし三番瀬海浜公園
千葉ポートパークビーチプラザは知る人ぞ知る穴場で、管理されていないので無料ですが、アサリやホンビノス貝が採れます。ただ、ウインドサーフィンなど他のマリンスポーツのスポットでもあるので、安全に注意して遊びましょう。
千葉の潮干狩りで採れる貝
千葉の潮干狩りスポットでは、アサリやハマグリの人気の貝がよく採れます。アサリは6cmクラスの大物がゴロゴロと、一方ハマグリは最近では天然ものはあまり見かけなくなっています。
千葉の潮干狩りスポットではサルボウ貝が採れることがあり、赤みのある7cm大に達することがありますが、千葉では3〜4cmサイズが主流です。ホンビノス貝も比較的よく採れる貝で、こぶし大に達することがあります。
千葉の潮干狩りスポットでは、シオフキもよく採れますが粒が小さく、また砂抜きの手間がかかる貝です。マテガイは捨ててしまう人が多いのですが、焼いて食べるとじつにおいしい貝なのです。
・アサリ
・バカガイ
・ハマグリ
・シオフキ(つぶ)
・ツメタガイ(いちご)
・サルボウ(ちめ)
・カガミガイ(うまのめ)
千葉の潮干狩りの時期は
千葉県の、とくに内房エリアは遠浅の海が広がり、春〜夏の時期の潮干狩りが風物詩となっています。場所によっては水温や地形など諸条件で時期が微妙にズレるので、ホームページなどで確認すると安心です。
千葉の潮干狩りは、3月中旬〜9月初めの時期が標準的です。とくに4〜5月にハイシーズンにぶつかるスポットは多く、ちょうどゴールデンウィークの時期と重なるので、多くの潮干狩り客でにぎわいます。
千葉の潮干狩りスポットでは6〜8月の時期でも貝は採れますが、貝毒には要注意です。またシーズン中でも、時期によって干潮・満潮の時間が変化するので、出かける前に潮見表をチェックするのがおすすめです。
千葉の潮干狩り便利な潮見表
潮干狩りは干潮時がベストタイミングで、千葉では木更津〜富津にかけて広大な干潟が出現します。干潟は1日の中でも4〜6時間しか現れないので、潮見表で正確な時間を知ることが大切です。
潮干狩り用の潮見表は、千葉県各地の漁業協同組合のホームページでもダウンロードできます。潮見表では、満潮・干潮の時刻をまずチェックし、大潮・小潮、日出・日入時刻も要チェックです。
ダウンロードした潮見表はプリントアウトして、潮干狩り当日に持参するのがおすすめです。干潮のピーク時を中心に貝を採りまくり、満潮のタイミングをみて引き上げてから、千葉のほかの観光スポットへの立ち寄りにスケジュールが立てやすくなります。
潮干狩りで気をつけるべき危険とか
管理された有料の潮干狩り場ではまず安心だと思いますが、浅瀬で気をつけるべきは、アカエイです。
濁った海水のところだと海底が見えないので、ジャバジャバと踏み込んで行って「グサリ」ということもあります。アカエイはしっぽに針があって、毒を持っています。
そして、「毒」といえば気になるのが貝毒です。
これに関しては各潮干狩り場で検査をしており、サイト場でその結果を公表しています。
木更津漁業協同組合=貝毒検査結果
潮干狩りの持ち物や服装
潮干狩りの服装ですが、いうまでもなく屋外なので「それに相応しい」服装が必要になります。
その日のコンデションに合わせ、紫外線対策、風や寒さ対策などができなければいけません。ひさしの深い帽子や、日焼けが気になるならば長袖の薄手のアウターがあってよいでしょう。
そして、当然、裸足で海に入ることになるので、半ズボンやサーフパンツ、ヒザ程度までめくれるズボンなどが便利です。
子どもたちは楽しくなってはしゃぐので、まるごと着替えがあったほうが安心です。
また、熊手やカゴ、バケツなど、施設によってはレンタルもありますが、持参しておけば安心です。それから採った貝を自宅へ持ち帰るためのアイスボックスなどもあったほうがよいでしょう。