軍艦島とは
長崎市の軍艦島は、正式名称は「端島」といいます。明治時代〜昭和にかけて海底炭鉱で栄え、その時期、島に建物が林立する景観が「軍艦のようだ」ということで、軍艦島が通称となりました。
現在、炭鉱はすでに閉山され、無人島となっています。2015年、国際記念物遺跡会議によって、軍艦島を構成遺産に含む「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」が世界文化遺産に登録され、その歴史的意義が見直されています。
軍艦島の行き方
離島ですから、電車もバスもなく、飛行場もないので飛行機路線もありません。個人で船で近づく以外には、ツアーに参加してアクセスするのが唯一の行き方となっています。世界文化遺産のひとつになったこともあってか、来島者はすでに100万人を超え、現在も記録更新中の超人気観光スポットです。
軍艦島への行き方は、長崎港からツアーの船でアクセスするというものです。出発地はだいたい決まっていて、ツアーでは、長崎港ターミナルや常盤ターミナル周辺から出航します。
軍艦島ツアーは、ゆめタウン夢彩都や長崎水辺の森公園が集合場所に定められています。集合場所への行き方は、JR長崎駅から路面電車で楽々アクセスできるので、長崎の半日観光におあつらえ向きのトレンドとなっています。
軍艦島ツアー
長崎市の軍艦島は個人が勝手に行くことはできませんが、ツアー参加者限定で短時間の上陸が許されています。現在、軍艦島コンシェルジュなど在長崎市の計4社が運営し、多くの観光客に好評を博しています。
軍艦島ツアーは、島内では見学ルートが決まっていますが、歩きにくい場所が多いのでスニーカー履きがベストです。長崎港から船で行って、島の「ドルフィン桟橋」から上陸し、第1〜第3の見学広場へと、ガイドの案内に従って進んでいきます。島内にトイレはないので、船内で済ませておくのが賢明です。
軍艦島ツアーは、各社4千円前後がツアー料金となっています。長崎港からの往復も含めて、所要時間は3時間程度で、日帰り観光専用です。