天橋立と書いて「あまのはしだて」と読み、日本三景のひとつです。
「橋」とありますが、建造物ではありません。
京都府の宮津湾と阿蘇海(内海)を隔てている細長い砂州になります。
百人一首にも詠まれており、平安時代より名勝として知られました。
天橋立へのアクセス
電車での天橋立へのアクセス
天橋立へのアクセスは、電車で行く場合、東京など東日本からは京都経由で行くのが一般的です。京都からは、JR特急はしだて号で所要時間2時間余りで、日本三景のひとつに到着です。
電車を使って、天橋立へアクセスということで、西日本からは大阪・新大阪経由で行くのが一般的です。大阪からはJR特急こうのとり号で、福知山駅で乗り換え、特急はしだて号などに乗り継いでアクセスできます。
天橋立は、神戸から電車でアクセスするルートもあります。神戸駅からはJR快速で尼崎へ出て、さらにJRこうのとり号に乗り換えればOKで、やはり福知山駅でJR特急はしだて号などに乗り換えます。乗り換えが多いので、神戸からの所要時間は2時間30分余りです。
京都から天橋立へのアクセス
同じ京都府内といっても、天橋立へ京都からアクセスするにはそこそこ時間がかかります。
京都駅からJR特急はしだて号で直行できます。所要時間は宮津経由で2時間余り、1日あたり6本ほど運行しています。
天橋立は、京都から高速バスでアクセスする方法もあります。丹海バスが丹海快速バスを運行していて、1日あたり3便ほど運行していて、料金はJR特急よりはリーズナブルになっています。
京都から天橋立へ車でアクセスするには、京都縦貫自動車道を経由するのがベストです。2015年7月に全線が開通した有料道路で、京都からの所要時間が20分ほど短縮された格好になり、集客力アップにも貢献したようです。
天橋立周辺おすすめ観光
天橋立の観光でおすすめは、まずは天橋立ビューランドで写真やポスターでおなじみの風景を眺めるのが定番です。標高130mの文殊山で股のぞきをしている観光客の姿はよく見られます。
天橋立をわたった先にある傘松公園も、おすすめの観光スポットです。
天橋立は、レンタサイクルで松並木を通り抜けるのは爽快感があります。レンタサイクルは乗り捨て可なので、行きをレンタサイクル、帰りを観光船はおすすめの利用方法です。片道約12分の観光船は、カモメのエサやりが超定番となっています。
天橋立グルメは海鮮が人気
天橋立は展望台で股のぞきが超定番ですが、日本海の幸を使った海鮮グルメも、お楽しみのひとつにあげられます。ためしに、天橋立観光協会のホームページにアクセスしてみると、主なラインナップだけでも一度は食べてみたいメニューが目白押しです。
天橋立エリアで、海鮮グルメとくれば、いわし鮨、あさり丼、海鮮丼などが定番で、創作メニューもなかなか人気といいます。1000円券・2000円券の、「まるとくお食事クーポン」を活用するのも一興です。
天橋立エリアで、ひとつ上の海鮮グルメを堪能するには、オーシャンビューのレストランでの食事がおすすめです。豪華なコース料理、ランチなら少し背伸びをすれば手が遠くかもしれません。
天橋立の観光船と割引料金について
丹後天橋立伊根フリーなどのフリーチケットも、観光船を割引料金で利用できます。大人料金は2460円で、2日間有効、対象エリア内は乗り放題になるのがメリットです。
天橋立エリアでは、傘松観光券も観光の武器となってくれます。傘松観光券とは丹後海陸交通株式会社が発行するセット券のひとつで、片道料金1100円券、往復の1500円券とあって、観光船やケーブルカーが割引料金で使えてお得感大のフリーチケットなのです。
天橋立近辺の宿泊施設や温泉施設
天橋立の周辺で宿泊するとしたら、オーシャンビューはホテル選びのポイントとなることでしょう。部屋から日本三景のひとつを拝みたいものですが、宮津湾そのものも絶景で、四季折々の表情をじっくり鑑賞できます。
天橋立かいわいは、日本海の幸が豊富な場所であり、グルメ自慢の宿泊施設が多いのも特徴的です。一流の料理人がオーナーとなったケースも多く、地酒・地ワインもお楽しみのひとつです。
天橋立の周辺は、ゴールデンウィークや夏休みなどの観光シーズンにかかるととくに宿泊予約がとりにくくなる傾向があります。そこで隣り駅の宮津駅の周辺で探すのもひとつの方法で、電車で1駅でアクセスできるので、観光にはとくに支障はないでしょう。
天橋立周辺の宿泊施設
天橋立の周辺には、オーシャンビュー、グルメや名湯自慢の宿泊施設が集中しています。日本三景のひとつを徹底的に楽しむには、予算を考えながらも、食事や温泉も外せないポイントとなるということです。
天橋立かいわいには、天橋立ホテルやホテル北野屋など、名湯やグルメが評判の宿泊施設がひしめいています。宿泊料金は2万円以内が多いですが、休前日には2〜3万円にアップする宿泊施設が多くあるので、ホームページなどで要確認です。
天橋立から少し足を伸ばせば、多少リーズナブルな宿泊施設を利用できます。観光スポットへの移動に時間はかかることになりますが、食事は日本海の幸を使った本物が基本で、観光客やビジネス客に人気です。
天橋立ホテルランキングやアクセスと駐車場
「天橋立」「ホテル」で検索すると、トップ表示されるのがそのままズバリの「天橋立ホテル」です。阪急阪神第一ホテルグループのホテルで、天橋立の景観が一望できるオーシャンビューが特徴。全ての客室と温泉大浴場から夕陽、朝日に染まる「天橋立」を眺めることができます。
電車でのアクセスは、京都・大阪いずれからもJR特急で2時間〜2時間20分で福知山駅、そこから乗り換えて天橋立駅まで来ます。天橋立駅からは徒歩1分ですから、「駅を降りたらすぐ目の前」という近さです。
車の場合は、京都縦貫自動車道の宮津天橋立インターから約5キロ=約10分程度。駐車場は70台分あり、料金は無料です。展望大浴場はもちろん天然温泉で、入浴可能時間は6時~9時 11時30分~24時(火曜日16時~24時)となっています。
もちろん、「天橋立ホテル」以外にも周辺にはホテルや宿泊施設があり、じゃらんやトリップアドバイザーではそのランキングも掲載されています。
じゃらんの天橋立駅周辺のホテルランキング 1位〜5位
1位 油屋別館和亭
2位 ホテル北野屋
3位 奥伊根温泉油屋
4位 文殊荘
5位 対橋楼
トリップアドバイザーの天橋立周辺のホテル・旅館ランキング 1位〜5位
1位 お宿炭平
2位 うまし宿 とト屋
3位 橋立ベイホテル
4位 寿海亭
5位 玄妙庵
天橋立付近のおすすめ温泉
天橋立かいわいには、ホテルや民宿が多くありますが、おすすめは温泉付きの宿です。日本三景、日本海の幸、温泉の豪華3点セットで、テンション最高潮となること間違いなしです。
天橋立の温泉は基本的に宿泊客限定で、オーシャンビューの露天風呂など、極上の湯浴みタイムを満喫することができます。その一方で、日帰り温泉OKの宿もあり、観光の途中でのリラックスタイムにおすすめです。
おすすめの日帰り温泉
日帰り温泉といえば、「スーパー銭湯」のような施設を思い浮かべる方もいると思いますが、天橋立付近の場合、多くのホテルや旅館で、宿泊客以外にもお風呂が「日帰り温泉」として使えるようになっています。
先程の宿泊施設の項目でも名前が上がった「天橋立ホテル/入浴料:1200円~」「奥伊根温泉油屋/入浴料:350円(タオル付)」「ホテル北野屋」「文殊荘/入浴料:中学生以上800円 子供400円」「対橋楼/入浴料:大人800円、子供400円(食事をすると半額)」といった宿泊施設の日帰り温泉も人気です。※入浴料金は記事投稿時のものです。変更されることもあるのでご了承ください。
また、日帰り温泉専門施設としては、天橋立駅前すぐの場所にある「智恵の湯」が有名です。入浴時間は12:00~21:00で、定休日は水曜(祝日の場合は翌日)で、入浴料金は大人700円、小学生350円。無料の足湯もあり、鉄道利用者には割引もあって、おすすめの温泉施設です。しっとりとした泉質は、美肌の湯として知られ、期間限定で無料の足湯で利ラックすることもできます。
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