忍野八海へのアクセスや駐車場とライブカメラ

忍野八海とは

忍野八海とは、山梨県南都留郡忍野村にある湧き水で生じた8つの泉のことです。
富士山の雪解け水が地面の中を通り抜け、長期間かけてろ過された湧き水ということで、国の天然記念物・名水百選にも指定されています。

「八海」という呼び名は、江戸時代に流行した「富士講」という民間信仰において、「富士登山の際に8つの湧泉を巡礼する【八海めぐり】が人気だったからです。



忍野八海の観光

忍野八海は、富士山の構成資産の一部として、そっくり世界文化遺産に登録されています。
以前から超定番の観光スポットだったのですが、世界遺産効果で人気に拍車がかかった感があります。

忍野八海の地図

忍野八海には8つの池があり、そのすべてが世界文化遺産に登録されています。
菖蒲池・鏡池・湧池・濁池・銚子池・底抜池・お釜池・出口池(精進池とも)とあり、観光客は順不同で散策できます。
この内、湧池は8池で一番の水量があり、銚子池は縁結びで有名です。

▼忍野八海湧池▼
▼忍野八海銚子池▼▼忍野八海お釜池▼▼忍野八海濁池▼

忍野八海は、観光ルートを全部回っても約1時間半かかります。
エリア内は車の乗り入れができないので近くの民間駐車場に車を止め、徒歩で観光することとなっています。

また、忍野八海エリアからは見える富士山は忍野富士と呼ばれ、独特の味わいを湛える富士山の姿が楽しめます。



忍野八海へのアクセス

忍野八海は、山梨県忍野村の忍草という場所にあります。
山中湖にも比較的近く、アクセスには電車・バスを使うか車でのドライブが、アクセス方法の主流となっています。

忍野八海へ電車・バスでアクセスするには、富士急行・富士山駅で下車します。
富士山駅で、内野・勝棚方面行きのバスに乗り換え、20分弱バスに揺られ「忍野八海入り口」停で下車してスグです。
バスは便数が少ないので、時刻表は公式サイトやNAVITIMEなどのポータルサイトで要確認です。

忍野八海へ車でアクセスするには、東富士五湖道路・山中湖ICで降ります。
さらに、国道138号(富士パノラマライン)を経由します。現地では直営の駐車場はないので、近隣の駐車場を利用します。



忍野八海の駐車場

忍野八海はエリアは、徒歩での観光が原則です。
以前は、出口池の近くに村営駐車場があって、無料で利用できたのですが、現在は廃止されています。

忍野八海の周辺で、駐車場を探すには、忍野村観光協会が運営する「おしのナビ」というサイトが重宝します。
「おしのナビ」では、一般車に適した11ヶ所をあげています。
忍野八海の駐車場は基本的に有料ですが、たとえば「かまのはた」では自店舗で買い物をすると300円の駐車料金が無料になるなど、実質的に料金が無料になる場合があります。
また、地元のスーパー「セルバ忍野店」の駐車場を利用するなどの奥の手もありますが、少しでも買い物をするのがマナーというものです。

忍野八海のライブカメラ

忍野八海のいま現在の様子は、富士山ライブカメラ(忍野カメラ)を通じて、簡単にチェックすることができます。
オンラインで一般に公開されていて、富士山麓のリアルな姿を修正なしで、自宅で無料で閲覧できる趣向となっています。
忍野八海のライブカメラ映像は、原則として10分ことに更新されます。
高地の天気が変わりやすい場所なので、旅行前にチェックしておけば天気予報より当てになるかもしれません。
忍野八海は富士山に抱かれた場所柄、ライブカメラで天気がよければ富士山の姿を遠望することもできます。
富士山麓の他のライブカメラ映像を比較して、富士山の見え方をいろいろな角度から比較してみるのも一興です。