渡月橋へのアクセスや駐車場と観光ポイント、氾濫や通行止め情報

渡月橋とは

京都・渡月橋とは、嵐山地区の大堰川(桂川)にかかる全長155mの橋のことで、元々法輪寺の参詣通路として建設されたものです。橋名の由来は、鎌倉期に亀山上皇が「月が橋を渡っているように見える」と言ったことにあると伝えられています。
渡月橋とは平安以来、何度かかけ直されている橋です。現在の橋は1934年にかけ直されたもので、江戸初期の豪商・角倉了以が建てた橋のスタイルを踏襲しています。

渡月橋とは、どこから見ても絵になる橋ですが、北詰のやや下流側から嵐山をバックに視界に収めることができ、撮影ポイントとなっています。春夏秋冬、四季折々に美しさがあり、国内外から観光客が押し寄せる人気スポットなのです。



渡月橋へのアクセス

渡月橋は、京都市街地の西端に近い場所にあります。京都駅からタクシーでアクセスする場合、所要時間は30〜40分、料金は3000円内外が相場です。レンタカーを利用することもできますが、大人気の観光スポットであるだけに、近場で空いている駐車場をみつけるのに多くの時間をとられるかもしれません。
渡月橋へ電車でアクセスするには、嵐電・嵐山駅が最寄り駅です。嵐山駅からの所要時間は、徒歩で約3分です。JR嵯峨野線・嵯峨嵐山駅も徒歩圏にありますが、所要時間は約15分で少々遠くなります。
渡月橋へは、京都駅から路線バスを使うアクセスルートもあります。京都駅・烏丸口のD3乗り場から市バス28系統で、所要時間は50分ほどです。

渡月橋の駐車場

渡月橋には、専用の駐車場はありません。橋の近くは路駐できないので、駐車料金はかかっても、近隣の民間駐車場を利用する以外にはありません。
渡月橋の周辺では、京都市嵐山観光駐車場がおすすめです。天竜寺にも1回1000円の料金でとめられる駐車場がありますが、リパーク嵐山渡月橋など徒歩数分の範囲内にも何ヶ所か点在しています。
ただ、渡月橋の周辺にある駐車場は、とくに観光シーズン中は早々と満車になってしまいがちです。予約することもできず、しかも時期によっては観光バスとタクシーが優先されるので、一般の車は駐車を断られるケースが多発するので、オンシーズンは電車・バスにシフトしたほうがいいかもしれません。



渡月橋観光のポイント

渡月橋は四季折々の美しさに定評があり、嵐山観光の超定番スポットであり続けています。橋北詰のやや下流からなら、嵐山と橋をいっしょにファインダーに収めることができます。

渡月橋は、背景の自然とのコラボで人気の観光スポットです。春の桜、輝くばかりの緑、秋の紅葉、冬の雪化粧と、四季を通じて観光客が絶えることはありません。

渡月橋や嵐山エリアは、数々のイベントも観光ムードを盛り立ててくれます。8月16日の燈篭流し11月のもみじ祭は、古都の伝統を感じさせてくれます。12月の京都・嵐山花灯路では、橋全体のライトアップが見どころで、少々寒くとも期間限定の京都の美に酔いしれることができます。



渡月橋の桂川氾濫による通行止め


渡月橋がかかる桂川は、しばしば大雨による氾濫を繰り返してきました。2013年9月は、台風18号の被害によって桂川が氾濫し、渡月橋の一部が水没、一時、通行止めになりました。また、2018年も大雨の影響で、桂川の水位が亀岡市などではん濫危険水位を超え、7月5日午後4時より通行止めになりました。通行止めは7月8日には解除され、通行可能になっていますが、大きな損害にならなかったのは、2013年の教訓をもとに、遊水地を大きくしたり、川の水深を深くしたりといった対策工事が役に立った模様です。
なお、通行止めなどの道路規制についての緊急情報は、京都市役所の京都市情報館
川の水位マップや河川防災情報は京都市防災危機管理情報館
 

渡月橋のライブカメラ

台風や大雨の時、渡月橋の様子が気になることもあるでしょう。そんな時、現場へ行って危険を侵さなくても、部屋にいながら様子をチェックできるのがライブカメラです。京都にはライブカメラがいくつかありますが、渡月橋付近をチェックするならば以下になります。
国土交通省淀川河川事務局のライブカメラ(for WindowsPC)
映像はWMV形式によるストリーミング配信なので、OSやスマートフォンなどの環境により再生されないことがあります。
他にも静止画ながら、桂川の様子を配信しているサイトもあります。