伊豆・竜宮窟とは
静岡県下田市にある竜宮窟は、岩盤がうがたれた跡のように、直径が約50mの天窓がポッカリ開いている珍しい場所で、ハートの形をしたビーチとして有名です。ちょうど、ジブリの映画『紅の豚』に出てくるポルコ・ロッソの隠れ家のような感じです。
竜宮窟は波の浸食作用で、悠久の時をかけて形成された奇跡の浜辺です。知識学的にもユニークな地形であり、ジオサイトとして認定されています。
竜宮窟は、TVドラマのロケで使われた影響もあって、恋人たちの聖地のような人気観光スポットと化しています。ただ現地はゴロタ石などの大きな石がゴロゴロ転がっていて、足場が悪い場所なのでサンダル履きはNG、ハイキング用など歩きやすい靴がおすすめです。
伊豆・竜宮窟観光
竜宮窟の観光は、陸づたいに歩き、洞窟に入ったり、穴を上からのぞいたりするルートと、遊覧船に乗って海から窟の中に入るルートがあります。※遊覧船は時期などにより就航していないときもあります。
竜宮窟の行き方(アクセス)
竜宮窟は、静岡県下田市の田牛(とうじ)という場所にあります。バスでも車でも、行き方は近隣の田牛海水浴場やサンドスキー場を目指せばよいと覚えておくのが適当です。
竜宮窟への行き方は、電車ではまず伊豆急行の終点・伊豆急下田駅へ向かいます。伊豆急下田駅で田牛行きのバスに乗り換え、20分ほどバスに揺られて「前の浜」停で下車し、さらに徒歩3分ほどで着きます。
竜宮窟への行き方は、車では熱海方面から伊豆半島を国道136号線で南下します。下田市に入り、田牛入り口で左折して少し行くと、「竜宮窟入り口」の看板が見えてきます。近くには、普通車なら10台くらいとめられる、無料の駐車場があります。
竜宮窟の駐車場
竜宮窟は、駐車場付きの観光スポットです。駐車料金は無料で、場所は竜宮公園内にあって、普通車で10台分くらいの駐車スペースがあります。実際はただ土地をならしただけのような場所ですが、無料で利用できるのはメリットには違いありません。
ただ、竜宮窟は人気急上昇中の観光スポットなので、最近は駐車場が満車になりやすい傾向があります。「直営」が満車なら勢い、近隣の民間駐車場に駐車の場を求めることになりますが、徒歩5分くらいの場所に何ヶ所か点在しています。
竜宮靴は田牛海水浴場から近い場所にあるので、海水浴場の駐車場を利用する方法もあります。駐車料金は1回1000円で、逆に海水浴客が立ち寄るケースも少なくないといいます。
ドラマや映画のロケ地にもなった竜宮窟
竜宮窟は写真で見ると、映画やドラマのセットのようですが正真正銘、自然の力でできた浜辺です。
たしかに、ハート型のビーチは恋愛ものにピッタリで、ロケ地めぐりスポットとして人気急上昇中です。
実際、竜宮窟は、TVドラマの『校閲ガール』、『時をかける少女』のロケとして本当に使用された実績があります。
ドラマではハートのビーチを効果的に使い、ドラマの見所となったくらいです。
また、竜宮窟は、ジブリ映画『紅の豚』のポルコ・ロッソの隠れ家そっくりとよく指摘されます。
ジブリがロケハンをしたという事実はないようですが、たしかに現地は、かっこいいポルコが出てきそうな、映画の世界をほうふつさせるものはあります。
伊豆・竜宮窟へバスツアー
竜宮窟へ電車で行こうとすると、伊豆下田駅までも電車の乗り継ぎやそこからのバスへの乗り継ぎなどが面倒です。
手軽なバスツアーがクラブツーリズムなどで企画されているので、それを利用するのもよいでしょう。
出発地は新宿、東京、神奈川など各地から出ており、一泊二日コースが人気です。
竜宮窟付近のホテルや旅館・ペンション
宿泊としては、下田まで行くと有名なハトヤをはじめ、大小の温泉旅館・リゾートホテルがあります。
老舗どころでは「下田プリンスホテル」「ホテル伊豆急」「下田聚楽ホテル」といったところですが、竜宮窟から徒歩圏内で探すと「リブマックスリゾート伊豆下田」「ホテル ガルニ・クルーズ」(竜宮窟から850メートル程度・徒歩約11分)」、「ゲストイン四季の里」「ペンション ベイ・ベリー」(龍宮窟から1200メートル程度・徒歩約15分)などが候補に挙げられます。