仙台大観音像
東北道を車で走行中、宮城県・仙台あたりで超巨大な大仏の頭部が出現したという目撃談が時々報告されますが、その正体はというと、仙台大観音像です。高さは地上100m、体内は12層の構造をなし、最上階には金色に輝く御心殿が鎮座しているのです。
杜の都に突然出現した巨大観音像は、周囲の景観との落差(?)もあり、ネットでも話題になりました。
仙台大観音像の体内は、最上階まで吹き抜けになっていて、エレベーターで登ることができます。最上階の12階には展望窓があって、地上68m・海抜249mからの眺望を楽しめます。
仙台大観音像は、体内に仏像が多数安置されていて、大仏というより高層ビルの中にいるようです。百八胎内仏や三十三観音などまるで博物館のようで、仏像好きにはたまらないラインナップとなっています。
仙台大観音へのアクセス
仙台大観音は、仙台中心部の西北部にあって、ニュータウンのただ中にあるような感じで立地しています。
車でのアクセスは、東北自動車道・仙台宮城ICで降りて、泉中央の方角へ約10分ほど走らせると到着します。
仙台大観音は、仙台駅前からバスでアクセスする方法もあり、仙台市営バス815・825系統の西中山行き、仙台市営バス910系統の実沢営業所前行きが直通しています。いずれも、「仙台大観音前」停で下車して、徒歩すぐの場所です。
仙台大観音は、鉄道の路線からは離れていて、アクセスには少々不利です。しいて最寄り駅をあげると、JR仙山線・国見駅から車で約10分、仙台市営地下鉄・南北線の八乙女駅からタクシーで約15分でアクセスできます。
仙台大観音の御朱印
仙台大観音では、申し込みをすれば御朱印をいただくことができます。仙台の郊外部にあるので、青葉城や瑞鳳殿などの人気観光スポットからは少々離れた場所にありますが、それだけにレア度満点の参観記念として人気のようです。
仙台大観音の御朱印は、大観密寺または仙台大観音の受付で申し込みができます。納める金額は300円で、申し込みをしてから大観音の体内を参観中に、御朱印を作成してもらうことも可能です。
ちなみに、御朱印には「大悲殿」と墨書きされますが、大悲とは観音菩薩のことです。最上階で御心殿を参拝、体内で仏像めぐり、プラス御朱印の授与の3点セットで、一生忘れなれない記念となることは間違いないでしょう。
仙台大観音周辺のホテル
仙台大観音は、高さ地上100mもインパクト大ですが、体内を埋め尽くす仏像を一体一体おがんで回ったら一日ではおさまらないかも?
それはともかく、巨大な観音像となかよく並立するように見えるホテルもちょっと話題になっています。
仙台大観音の近くでホテルを検索すると、仙台ヒルズホテルがヒットするのですが、このホテルは大観密寺に隣接するゴルフ場のホテルで、現在は「仙台ジョイテルホテル」が正式名称です。東北自動車道からのアクセスにも便利で、無料の駐車場付き、ゴルフ場の利用者にも便利なロケーションです。
もともとは仙台大観音像と大観密寺を建てた双葉グループが観音像と同日に開業した「ニューワールドホテル」というホテルで、その後「ベストウェスタンホテル仙台」などに改称され、今では「仙台ジョイテルホテル」となっています。
ちなみに、仙台大観音や大観密寺の観光のためのホテルということであれば、仙台駅近にもたくさんホテルがあり、仙台駅からはタクシーで20分ほどでアクセスできるので問題はありません。仙台駅近くでは、JALシティ仙台、メトロポリタン仙台などシティホテル、ビジネスホテルも数多くあるので、比較的簡単に見つかるでしょう。