龍泉洞へのバス・車・電車でのアクセスや観光時間と料金について



龍泉洞とは岩手県にある鍾乳洞です。別名、岩泉湧窟とも呼ばれ、地底湖に湧く水は「龍泉洞地底湖の水」として名水百選にも選ばれています。
「日本三大鍾乳洞」としても知られ、山口県の秋芳洞と高知県の龍河洞とともに日本を代表する鍾乳洞として数えられています。



龍泉洞の現在の状況

龍泉洞は、2016年の台風10号の影響で甚大な被害を受けたことがあります。
現在の状況についてはホームページでも伝えられていましたが、東日本大震災の記憶も生々しい状況下で、多くの関心を集めたようです。
龍泉洞は台風で被害を受けた箇所の修復が進み、2015年3月には念願の修復作業が終わり、晴れて一般公開を再開するまでに回復しています。現在の状況は被災前とほぼ同等といえ、名物のミネラルウォーターの販売も再開され、現在にいたっています。

これは、2016年8月末の台風10号で浸水被害を受け、営業を停止していた岩手県岩泉町の「龍泉洞」が2017年3月19日に復旧して再公開されたようすの動画です。

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なお、龍泉洞の現在の状況は、ホームページの「今日の龍泉洞」というコーナーでリアルタイムでチェックできます。
ドラゴンブルーの地底湖など災害を乗り越えたうえで、以前の幻想的な美的空間はほぼ100%取り戻せたと結論できます。

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龍泉洞の観光

龍泉洞の観光ツアー

龍泉洞は日本三大鍾乳洞のひとつで魅力たっぷりなのですが、公共交通機関は便数が少ないので、観光ツアーに参加したほうが最終的に有利かもしれません。洞内では、自由行動が多いコースが理想的です。
龍泉洞へは、JTBや阪急交通社など名だたる旅行会社がこぞって観光ツアーを組み、団体客・個人客に対応しています。観光ツアーは1泊2日コースが標準的なようで、北山崎や浄土ヶ浜なども周遊するのが定番です。
岩手県北観光バスも、日帰り観光ツアーを実施しています。盛岡を発着し、龍泉洞はじめ三陸エリアをめぐるコースで、東日本大震災で甚大な被害を受けた被災地の復興を応援する意味合いもあるようです。

龍泉洞の観光時間

龍泉洞は、観光地化された部分だけでも奥行きが3600mもあり、現在も調査中です。盛岡から高速バスでアクセスできますが、バスの待ち時間なども考慮して、時間は1日がかりになると考えるのが適当です。
龍泉洞はかけ足で観光すればものの30分で回れます。ですが、百間廊下・月宮殿・第一〜第三の地底湖など絶景を見て回り、ドラゴンブルーの地底湖や鍾乳石を堪能するには、1時間は最低限ほしいところです。
龍泉洞を観光して、時間に余裕があれば、レストハウスやカフェPonteで余韻に浸るのも一興です。また、清水川遊歩道の約750mを散策して、鍾乳洞からあふれ出ている水の透明度、勢いのある水量を横目に、清流ウォークと洒落こむのもおすすめです。

龍泉洞の道内見学の所要時間

龍泉洞は奥行きが3600mほどあって、洞内をひと通り見て回るには、所要時間は1時間が標準的です。鍾乳洞は現在も調査が続いていて、将来的に観光用に整備が進めば、所要時間はさらに伸びることでしょう。
龍泉洞の道内では、百間廊下・月宮殿・第二地底湖・第三地底湖・第一地底湖展望台の順に回ります。途中、ドラゴンブルーの地底湖の美しさに見とれていたら、所要時間はさらに伸びてしまいそうです。
龍泉洞を観光して、洞内での所要時間は短くしようと思えば、20〜30分程度に圧縮できます。洞内は年間を通して10度前後なので、寒さから逃れようとして早く出たいという気持ちは理解できますが、足元が暗いので慌てると滑ってけがをするかもしれません。

龍泉洞の観光料金

龍泉洞の入洞券は、料金は大人1000円、小中学生500円となっています。ただし、割引料金で入洞する裏ワザが2通りあって、観光客の決め技となっている模様です。
龍泉洞は、「トクトククーポン」をインターネットでダウンロード・プリントアウトして持参すると、料金がたとえば大人1000円が880円と割引になることが知られています。ただし、トクトククーポンは期間限定なので、観光の前に使って大丈夫かは要確認です。
また、龍泉洞観光会館で購入できる「トクトクフリーパック」もお得感があります。トクトクフリーパックの販売価格は、大人1300円です。入洞券と買い物券600円分がセットになった商品なので、料金が実質的に300円オフになる格好です。

 

龍泉洞へのアクセス

龍泉洞へバスでアクセス

龍泉洞は現状、バスでアクセスするのが一番リーズナブルな方法です。大きく、内陸部の盛岡発と、三陸海岸側の岩泉小本駅からのアクセスルートがあります。観光客の大半は、盛岡まで新幹線できて、高速バスに乗り換えるようです。
内陸部の盛岡からは、盛岡駅前-岩泉(龍泉洞)線の高速バスでアクセスできます。所要時間は2時間あまりといったところで、ルートの大部分は高原地帯の国道455号線(小本街道)を東進することに費やされます。
龍泉洞へは、三陸鉄道北リアス線・岩泉小本駅から路線バスでアクセスする方法もあります。運行本数は平日でも1〜2時間に1本なので、時間ロスを減らすには時刻表で確認して、スケジュールをしっかり立てる必要があります。

龍泉洞へ車でアクセス

龍泉洞へ、盛岡から車でアクセスするには、国道455号線を東へ走り、県道7号線に入るとよく、所要時間は約2時間です。途中には、ダム湖の岩洞湖があり、近くでドライブの途中の小休止に立ち寄る人は多いようです。
龍泉洞へは、宮古駅から車でアクセスするルートもあります。車の場合、宮古駅からの所要時間は1時間ほどで、途中で道の駅「いわいずみ」でトイレ休憩・小休止することもできます。
龍泉洞へ車でアクセスした際、周辺にある町営無料駐車場が利用でき、第1〜第3の3ヶ所にあって、いずれも徒歩10分程度離れた場所にあります。収容力は、第1〜第3まで合わせて普通車なら500台分ありますが、逆に言えば路駐はNGということです。

龍泉洞へ電車でアクセス

龍泉洞へのアクセスは、JR岩泉線が廃線となってから、電車を使うという選択肢は完全に失われています。現在は、盛岡などからバスや車でアクセスするか、既製品の観光ツアーを利用するかにほぼ限定された格好です。
龍泉洞へアクセスするには、盛岡まで新幹線をはじめとする電車で来てから、高速バスに乗り換えるのが黄金ルールのようになっています。高速バスは所要時間が2時間ほどで、運行本数は1日あたり2往復といったところです。
龍泉洞は、三陸鉄道北リアス線・岩泉小本駅まで電車で行って、路線バスに乗り換えるアクセスルートもあります。運行本数は1〜2時間に1本で、本数が少ないので電車ともども時刻表のチェックが欠かせません。

 

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