国立新美術館のアクセスや料金と展示スケジュール

国立新美術館へのアクセス

国立新美術館は、東京都港区の六本木7丁目という場所にあります。
アクセスには、東京メトロ千代田線・乃木坂駅が最寄り駅で、駅の6出口と直結しています。
地下鉄は、六本木駅からもアクセス可能で、駅からの所要時間は徒歩4〜5分といったところです。
国立新美術館には、駐車場がありません。周辺に民間駐車場がありますが、移動時間・駐車料金を考えると、アクセスには地下鉄の利用がベターといえます。
国立新美術館へのアクセスに、路線バスを使うこともでき、都営バス・六本木駅前停からは徒歩7分くらいです。
港区コミュニティバス「ちぃばす」を利用すると、六本木七丁目停から徒歩4分ほどです。

国立新美術館の地図

 

国立新美術館の駐車場

国立新美術館は、自前で駐車場を設置していません。
車でアクセスした人は、必然的に周辺の民間駐車場を利用するほかはありません。
国立新美術館のホームページでは、周辺の駐車場として、東京ミッドタウン、六本木ヒルズの2ヵ所の駐車場を紹介しています。
東京ミッドタウン駐車場は収容台数390台で、同施設で買い物や食事をすれば料金が割引になることがあります。
国立新美術館は、年間300万人以上が訪れる大人気美術館で、駐車場は六本木エリアを中心に広い範囲で探す必要がありそうです。
たとえば、トラストパークレム六本木ビルの駐車場は収容台数44台で、六本木交差点の近くにありアクセスにも便利です。

国立新美術館の料金

国立新美術館の料金は、企画展の開催ごとに変動します。美術館固有のコレクションはないので、展覧会の料金は100%変動制となっているのです。
ただ、国立新美術館の建物内に入ること自体は、料金無料となっています。黒川紀章設計の建物自体も見どころとなっていて、国内最大の展示スペースを誇る壮観さも一見の価値があります。
国立新美術館の料金は建物に入るだけなら無料で、お洒落スポットとしての使い方もできます。英国風のティーサロン「サロン・ド・テ・ロンドン」は外回り途中の立ち寄りスポットとしても適当で、「スーベニアフロムトーキョー」にはオリジナルグッズも豊富で、洒落た東京土産に会えるかもしれません。

国立新美術館の割引

国立新美術館は、シニア割引のような、よくある割引はありません。その代わり、公募展チケットなど、独自の割引で多少の節約にはなります。
国立新美術館の割引について、「六本木アートトライアングル割引」も有名です。サントリー美術館、森アート美術館も加えた3館共同で運営され、100〜200円の割引料金で美術鑑賞ができるサービスなのです。
国立新美術館は、コンビニチケットの利用で多少割引になるほか、チケット購入で長蛇の列に並ばなくても済むメリットもあります。エポスカードなど、クレジットカードの利用では、割引はありませんが、ポイントが付与されるので、結局お得になります。

国立新美術館のランチ

国立新美術館でランチをとるには、3階の「ブラッスリーポール・ボキューズ ミュゼ」なるレストランが期待に応えてくれます。巨匠ポール・ボキューズの味が楽しめるという触れ込みで、ランチのほうも感動必至です。
国立新美術館のレストランは、11〜16時がランチタイムです。ランチは、肉か魚のいずれかをメインにする形式で、企画展をモチーフにしたメニューなどレベルは高く、一流グルメスポットと評判です。
国立新美術館のランチは、500円プラスしてスープ付きにすることができます。店内は建物の曲線に沿ってカーブしたテーブルで、窓からの景色を楽しむこともでき、料理の味が引き立ち至福のひと時を過ごせます。

国立新美術館のカフェ

国立新美術館は、2階に「サロン・ド・テ ロンド」というカフェがあります。カフェは逆円すい形の構造をなし、宙に浮かんだような感覚に浸れるアーティスティックなティーサロンなのです。
国立新美術館のカフェは、営業時間は11時から、ラストオーダーは17:30までです。金曜日はもう少しゆったりと、ラストオーダーが18:30までとなっています。
国立新美術館2階のカフェは、美術鑑賞の途中に立ち寄り、ちょっとひと息入れるのにおあつらえ向きの場所です。ケーキセットは、6種類くらいのケーキから選べ、紅茶かコーヒーがつき、不動の人気メニューですが、ちょっとした食事をとりたい向きには、サンドイッチセットなどおすすめです。

国立新美術館のホームページ

国立新美術館のホームページには日本語のほか英語や韓国語、中国語など各国語のページも用意されています。それだけ、グローバルなコンセプトのもとで展示がされているということかもしれません。
そこにはアクセスについてやフロアマップ、アートライブラリーや蔵書検索、レストランやカフェといった施設情報が掲載されています。まだ、それだけではなく利用案内や展覧会のインフォメーション、美術の資料や情報といった大きな特設カテゴリーがあります

国立新美術館の展示スケジュール

国立新美術館の展示には、企画展示公募展示があります。

国立新美術館は、独自のコレクションを持たない非常にユニークな美術館です。展示物は来るだびに違い、展示会スケジュールをチェックして鑑賞予定を立てる楽しみがあります。
国立新美術館は、100%企画展か公募展となっています。毎度、会期末は混雑することが多いので、展示会スケジュールから、空いていそうな時期や時間帯を予想したうえで、来館するのが1つの使いこなし術となります。
国立新美術館の展示会スケジュールからは、展示内容のレベルの高さには本当に感心させられます。ルーブル美術館展やオルセー美術館展示会が大評判となったのは記憶に新しいところで、世界中の名画やアート作品が終結する場所となっているのです。

国立新美術館の所要時間

国立新美術館は、1.4haの広大な展示スペースを擁しています。
所要時間を考えて、企画展や公募展は、イベントスケジュールを参考に、ポイントを押さえてから美術品を鑑賞するのがシンプルな鉄則です。
国立新美術館の所要時間について、企画展をザッとみるだけでも時間配分を計算するのは難しいものがあります。
あえて「平均」を出せば、所要時間は3時間程度ということで異論はないでしょう。
国立新美術館の所要時間について、開館時間が11時〜17:30であることも考慮する必要があります。
さらにレストランやカフェでの食事、ミュージアムグッズの購入もプラスすれば、所要時間として4〜5時間は確保したいところです。

国立新美術館の混雑状況

国立新美術館は、企画展や公募展でちょっと評判になっただけで混雑することがままあります。
混雑状況を分析すると、会期末はとくに混雑する傾向があり、評判の企画展は初日から混雑必至のようです。
国立新美術館の混雑状況については、土日祝はほぼ全面的に混雑するとみて間違いないでしょう。
混雑状況によると、平日でも混雑することがままあって、予想をたてるのが本当に難しい美術館なのです。
国立新美術館の混雑状況からみると、朝も意外と混雑することが珍しくありません。
グッズ売り場はいつもにぎわっているようで、だいたい閉館間際の夕方の時間帯は、混雑状況は多少ましになる傾向があります。

国立新美術館の設計者

2007年1月に完成した国立新美術館の設計者は、故・黒川紀章です。氏は2007年10月に亡くなったので、この美術館が設計者として最後の大仕事となったのです。
国立新美術館の設計者・黒川紀章は建築史に名をとどめる偉大な人物です。1986年には、建築界のノーベル賞といわれる、フランス建築アカデミーのゴールドメダルを受賞するなど、設計者として最高の栄誉を受け、国内外から高く評さされているのです。
国立新美術館は、アートの発信拠点として、日本で5番目に建てられた国立の美術館で、設計者に黒川紀章を起用したのは、まさに必然的な選択だったといえます。美術館は全面ガラス張りのカーテンウォールのような外観をなし、建物自体が立派なアート作品なのです。