奥入瀬渓流の観光ツアーや散策の所要時間とバス・車でのアクセスや駐車場について

奥入瀬渓流の観光ツアー

奥入瀬渓流にの観光は、ツアーにお任せで見どころをすべて押さえることも可能です。
新緑の初夏、紅葉の秋など、観光ツアー最大の売りになるので、各旅行会社とも力を入れる時期となるようです。
奥入瀬渓流の観光ツアーは、焼山エリアのホテルや旅館に宿泊して、渓流内は自由散策のコースもあります。十和田湖の観光とセットになっているコースも多く、ヒメマス丼などご当地グルメでランチも、ツアーの楽しみのひとつです。


奥入瀬渓流エリアでは、十和田タクシーが会員制の「奥入瀬・八甲田号」を運行していて、観光ツアー感覚で利用できます。2名からでもツアーを実施するとあって、地域密着型で名所めぐりができるのがメリットです。



奥入瀬渓流散策の所要時間

奥入瀬渓流の観光では、散策の途中に車・バスで歩きをスキップして、所要時間を短縮することができます。石ヶ戸や銚子大滝の近くにバス停があり、バス+徒歩で3時間程度でめぐることも可能です。
奥入瀬渓流は、レンタサイクルも散策の足となってくれます。焼山〜子ノ口を所要時間3〜4時間で走破できますが、散策路内はレンタサイクルの乗り入れができない点、要注意です。
トレッキングが好きで脚力に自信がある向きには、奥入瀬渓流をオール徒歩で散策するのがおすすめです。全行程14kmほどありますが高低差は200m程度しかないので、意外と歩きやすいコースです。所要時間は、ぜんぶ歩いても5時間程度とみるのが適当です。

奥入瀬渓流へのアクセス

奥入瀬渓流へのアクセスは青森へ向かい、さらにJR東北バスを利用するのが定番です。青森駅からは「おいらせ号」で、八戸駅からは「みずうみ号」で、焼山停までの所要時間はともに約1時間30分です。ただし、11月10日〜4月中旬は運休期間です。
奥入瀬渓流へ車でアクセスするには、東北自動車道なら十和田湖ICで降りて、国道103号を経由して十和田湖へ向かいます。さらに国道103号・102号を24kmほど走行すれば、焼山へアクセスできます。
奥入瀬渓流エリアでは、主要な観光スポットにバス停があって、渓流散策の補助に活用できます。石ヶ戸、銚子大滝、子ノ口などにアクセスしていて、体力や時間の節約に重宝します。



奥入瀬渓流へバスでのアクセス

奥入瀬渓流の玄関口・焼山へは、青森駅や八戸駅からJR東北バスでアクセスできます。
冬期には運休となりますが、駅からの所要時間がそれぞれ1時間30分で、直通できるのは重宝します。
奥入瀬エリアでは、焼山〜子ノ口の間にバス停がところどころにあって、エリア内の移動の足となってくれます。バスを利用しながらでも、阿修羅の流れ、銚子大滝など、必訪スポットにアクセスすることは可能です。


ちなみに、奥入瀬渓流エリアでは、紅葉の時期などにマイカー交通規制が実施されます。期間中、エコロード区間が設定されマイカーの乗り入れができなくなりますが、シャトルバスがエリア内を運行し、渓流の保全に一役買っているのです。

奥入瀬渓流ホテルへのアクセス

星野リゾート・奥入瀬渓流ホテルは、新青森駅や八戸駅からJR東北バスでダイレクトアクセスができます。どちらも北海道・東北新幹線の停車駅なので、東京や北海道からのアクセスがますます便利になっています。
そもそも、奥入瀬渓流ホテルへのアクセスに、新青森駅や八戸駅へ無料の送迎バスを運行していて、所要時間はそれぞれ約1時間30分です。ただし送迎バスは予約制で、宿泊予定日の3日前までに申し込む必要があります。
奥入瀬渓流ホテルへのアクセスに、青森空港へも送迎バスを運行していて、所要時間は1時間30分ほどです。青森空港へは、たとえば羽田からの所要時間は1時間20分程度なので、空港線も要予約ながら重宝するアクセス手段です。

奥入瀬渓流の駐車場

奥入瀬渓流エリアでは、散策路の始点・終点、すなわち焼山・子ノ口に駐車場があります。散策路内は車の乗り入れができないので入口で車をとめ、エリア内は徒歩やバスで散策するのが決まりです。
奥入瀬渓流エリアでは、ゆういつの休憩所である、石ヶ戸休憩所にも駐車場があります。ほかに銚子大滝の近くなどにも駐車場がありますが、収容力が10台分などと全体に小規模です。
ただ、奥入瀬渓流の駐車場は、新緑や紅葉めあての観光シーズンは、早朝から満車になることが多々あります。道路沿いにところどころ停車できるスペースがありますが、あくまでも緊急用なので迷惑駐車は絶対に避けるのが賢明です。



奥入瀬渓流観光のモデルコース

奥入瀬渓流の観光向けモデルコースは、焼山から子ノ口へ、またはその逆のルートに大別されます。ただ、下流側からのほうが流れや滝がより美しく見えるので、下流から散策する焼山から子ノ口のコースに軍配が上がります。
奥入瀬渓流のモデルコースは、観光の拠点・焼山から、奥入瀬渓流館、三乱の流れへいたるのが定番です。途中、石ヶ戸休憩所でトイレ休憩・軽食タイム、さらに阿修羅の流れ白銀の流れ銚子大滝などを経て、子ノ口でゴールです。


観光客は、モデルコースをオール徒歩で散策すると、所要時間は約5時間です。約14km歩き通す自信がないという向きは、石ヶ戸や銚子大滝でバスを部分的に利用することもできます。

奥入瀬渓流の紅葉時期

奥入瀬渓流は、紅葉時期にはとくに観光客が殺到します。彩り豊かな紅葉をバックに、美しい流れや滝とのコラボは本当に絵になる光景で、観光のハイライトとなります。


奥入瀬渓流の紅葉時期は、例年10月中旬〜下旬と、比較的短い期間となっています。しかも、紅葉時期は気候など諸条件で変動しやすいので、十和田市観光協会のホームページなどで、紅葉の状況など最新情報は要チェックです。
奥入瀬渓流の紅葉時期には、ブナやカツラの黄葉、カエデ類の紅葉がほぼ同時期に現れるので、コントラストが神々しいほどハッキリしています。余裕があれば、1日がかりで約14kmの散策路を、徒歩でじっくり散策するのがおすすめです。