白神山地とは、青森県と秋田県の県境にまたがって連なる山地のことで、標高は1000メートルほどです。
人の活動の影響を受けていないブナの原生林が高評価を受け、ユネスコ世界遺産に登録されています。
青森県と秋田県の県境にあるため、アクセスはどちらからも可能です。
白神大地へのアクセス
青森から白神山地へのアクセス
白神山地へのアクセス手段として、青森市内からはJRの観光列車「リゾートしらかみ」が大人気です。JR五能線・十二湖駅は多くの観光客が利用する駅で、青森駅からの所要時間は約3時間です。
白神山地へは、高速バスでアクセスする方法もあります。たとえば、弘前駅から弘南バスが、アクアグリーンビレッジANMON行きの高速バスを運行していて、所要時間は片道約2時間10分です。
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白神山地へ車でアクセスする際、青森県内では東北自動車道・大鰐弘前ICを降りるとよいでしょう。さらに、国道7号、県道31号・190号などを進んでいくと、白神の森 遊山道コースの入り口「くろもり館」にアクセスできます。
秋田から白神山地へのアクセス
白神山地へのアクセスは、青森からがポピュラーですが、秋田からのアクセスルートもじつはあります。JRリゾートしらかみ号は、「バスケットボールの街」能代駅ではホームでシュート体験、東能代駅ではスイッチバックなど、面白い体験ができます。
白神山地へのアクセスに、秋田側からリゾートしらかみに乗車すると、大間越-岩舘間は海上を走っているかのような解放感があります。大間越駅あたりでは、紺碧の海と岩肌がコントラストをなす車窓風景を堪能できます。
白神山地へ秋田方面から車でアクセスする際、秋田自動車道・能代南ICで降りるとよいでしょう。
さらに、国道7号・101号とJR五能線に寄り添うように北上し、十二湖駅付近からは山道を登る格好になります。
白神山地・青池へのアクセス
白神山地エリアでは、青池は必ずといっていいほどトレッキング客が訪れる観光スポットです。
最寄り駅はしいていえばJR十二湖駅で、アクセスの拠点として定着しています。
白神山地へのアクセスは、JR十二湖駅から路線バスに乗車し、山道を10分ほど登ると、「森の物産館 キョロロ」にアクセスできます。青池はそこから0.5kmほどの場所にあって、ちょっとしたハイキング気分で立ち寄ることができます。
青池の最寄り駅はJR五能線・十二湖駅で、青森駅から観光列車「リゾートしらかみ」で約3時間でアクセスできますが、運行本数は1日あたり2〜3本です。車では国道101号を海岸沿いに走らせ、青森市内からの所要時間は約3時間です。
車で白神山地観光
白神山地は、東北自動車道を利用する場合、観光客は青森県内に入ってから、大鰐弘前ICで降りるのが超定番です。
さらに、国道7号、県道31号・190号などを進んでいくと、「くろもり館」にアクセスできます。
白神山地は十二湖エリアも観光客に大人気で、車では国道101号線をJR五能線の線路をトレースするように走ります。十二湖駅付近からは山道に入り、10分ほど登ると観光の拠点「森の物産館 キョロロ」にたどり着けます。
白神山地へいたる道路は起伏やカーブが多いので、車酔いが心配な向きは酔い止めがあれば安心です。また、現地の駐車場は冬期は閉鎖されるので、観光の前にホームページなどで各駐車場の休業期間を調べておくとよいでしょう。
白神山地の周辺マップ
白神山地観光のおすすめスポット
白神山地エリアは、「くろもり館」や「森の物産館 キョロロ」が、観光の拠点となります。
散策の前に、そこではトイレ休憩は必ずとり、無料マップをもらい情報収集をするのがおすすめです。
白神山地へ観光で来たら、一番のおすすめはトレッキングです。エリア内には、いくつものトレッキングコースがあり、トレッキング初心者から上級者まで、深い深いブナの森でリフレッシュできます。
白神山地では、観光でブナの森を散策しながら、あちこちにある池の風景を鑑賞するのもおすすめです。うっそうとした木々の間にひっそりと水をたたえる池は、森の緑を映しこんだような透明感があり、鳥が水を飲みに来る光景に出くわすこともあります。
白神山地というと「夏の観光」が思い浮かびますが、秋の紅葉狩りも捨てがたいものがあります。
白神山地でおすすめのトレッキングコース
白神山地エリアでは、白神の森遊山道コースは初心者にもおすすめのトレッキングコースで、原生林に近い状態のブナの森に包まれるように散策できます。標準的な所要時間は、外回りコースが約1.5時間、内回りコースは約45分と、2パターンから選べるのもメリットです。
白神山地エリアでは、暗門の滝登山コースもおすすめトレッキングコースにあげられます。所要時間は約2時間40分で、散策道は起伏に富み、清涼な第一〜第三の滝がトレッキングの、いいアクセントになってくれます。
白神山地といえば、青池散策コースもおすすめで、人気の青池などもトレッキングで回れます。所要時間は約1時間といったところで、ブナの自然林の観察にもおあつらえ向きです。
白神山地のおすすめ宿泊施設
白神山地の周辺でホテルなどを探すと、温泉付きのおすすめ宿泊施設が何軒もヒットします。公共の宿泊施設では、たとえば「アソベの森 いわき荘」はおすすめで、青森名産ヒバを湯船に贅沢に使った百沢温泉も楽しめると大好評なのです。
白神山地エリアでは、星野リゾート系列「星野リゾート界津軽」もおすすめです。大鰐温泉付き、宿泊者限定で予約できるガイド付きのプライベートツアーも楽しめます。
白神山地でもっと自然に近づきたいという向きには、「アクアグリーンビレッジANMON」はおすすめです。コテージタイプの宿泊施設で、360度緑に囲まれ空気もおいしいのですが、夏は虫対策が必要になるかもしれません。
白神山地が世界遺産に登録されたのはいつ?
白神山地は、いつ世界遺産に登録がかなったのかというと、正解は1993年12月です。
これは日本初の快挙であり、海外にも日本の神秘的な大自然の存在を知らしめるきっかけとなったのです。
白神山地は、世界遺産効果で観光客が急増した感があります。ただし、いつでも観光できるわけではなく、例年10月下旬〜4月下旬は遊山道などが通行止めとなります。通行可能な期間は雪などの影響を受けるので、いつ通行できるかはホームページなどで要確認です。
白神山地が世界遺産に登録されたといっても、登録エリア内の自然が破壊されればとたんに危機遺産と化します。いつまでも世界遺産として後世に伝えられるよう、観光客はマナーを守って豊かな自然に接することが大切なのです。