箱根美術館の庭園や苔・紅葉などの見どころとアクセスや施設情報

箱根美術館の庭園

箱根美術館は、日本の焼き物のコレクションが充実している一方で、建物周りの庭園も、じつは見どころとなっています。四季折々の風情があり、「神仙郷」と名付けられた庭園は、とくに苔庭が一番人気です。
箱根美術館の庭園は、苔庭・萩の庭・竹庭などからなっています。創立者・岡田茂吉氏が、強羅公園の日本庭園の一部と旧藤山雷太氏の別荘を整備し、1953年から一般に開放され、自然豊かな美術館として現在に至っています。
箱根美術館の庭園は、とくに苔庭が高く評価され、2013年には国の登録記念物の指定を受けています。庭園内の茶室「真和亭」は、美しい風景をながめながらお抹茶で茶菓子などもいただけるご機嫌な場所となっています。



箱根美術館の苔

箱根美術館の庭園「神仙郷」の中でも、苔庭は断トツの人気です。庭園内には約130種類もの苔が生育していて、専門家の目から見ても興味の尽きない観光スポットとなっています。

箱根美術館の苔
箱根美術館の苔

箱根美術館の苔がもっとも生き生きとするのは、なんといっても新緑の時期で、湿度も高まってくるので生育に最適な環境が整うようです。とりわけ東山魁夷の絵画を思わせる幻想的な光景が有名で、遠方から撮影に訪れる人も多いのです。
箱根美術館の苔は、じつは紅葉の名所としても有名です。紅葉のピークは例年11月ごろで、200本以上のイロハモミジやヤマモミジがかもし出す深紅の色と、苔の緑とのコントラストが絶妙で、絶好の被写体となってくれるのです。

箱根美術館の紅葉

箱根美術館は、紅葉の名所としても人気急上昇中です。イロハモミジやヤマモミジなど、200本超の木々が一斉に色付き、一帯が目の覚めるような深紅一色に染まります。例年11月第2土日には、「紅葉まつり」が開催されます。

箱根美術館の紅葉
箱根美術館の紅葉

箱根美術館の紅葉は、とくに苔庭が美しいと評判で、11月中旬が色彩的にもコントラストがハッキリし、ベストなシャッターチャンスとして定着しています。石楽園、竹庭、日光殿の池なども、うっとりするほどの美しさです。
箱根美術館の庭園内にある茶室「真和亭」では、紅葉をながめながらお抹茶などをいただくことができます。同時に、通常は非公開の奥庭が特別公開され、本当に貴重な体験ができるチャンスでもあるのです。

箱根美術館の紅葉
箱根美術館の紅葉


箱根美術館の入館料

箱根美術館の入館料は、大人900円、大学生・高校生が400円ですが、学生は学生証の提示が必要です。中学生以下は、料金無料で入館できます。
箱根美術館の入館料は、10名以上のグループは料金が割引になり、大人は800円に値引きされます。65歳以上のシニアも料金が700円と割引になるので、健康保険証など年齢がわかる公的書類を持参するとよいでしょう。入館料と抹茶セットのセット券も販売されていて、合計1600円が1200円に割引になるのはお得感大です。
箱根美術館では、強羅公園との共通券も販売していて、入館料・入園料がそれぞれ割引になります。また、H.I.Sクーポンなど、クーポンサイトで割引券を配布しているケースもあり、研究の価値はあります。

箱根美術館の所要時間

箱根美術館は、箱根登山ケーブルカーの公園上駅からすぐの場所にあります。ただ、小田和からは箱根登山鉄道などを乗り継いでアクセスするので、小田原からの所要時間が1時間ほどかかることも考慮する必要があります。
箱根美術館は、信楽焼や備前焼などを中心に、桃山期の茶道具など超貴重品も展示され、縄文土器も含め、歴史的に価値の高い約100点の日本の焼き物が展示されています。ざっと見るだけでも、所要時間20〜30分は優にかかります。
箱根美術館は、苔庭はじめ庭園も見どころとなっています。普通に歩いて所要時間2〜3時間で回れるでしょうが、絶景に見入ったり撮影に夢中になったりすれば、所要時間は半日くらいに伸びるかもしれません。

箱根美術館のランチ

箱根美術館には、「旬幸(しゅんこう)」という名のカフェレストランがあり、ランチにも好評です。建物は和モダンでムードがあり、大きなガラス窓から箱根の山々を眺めながら優雅に食事ができます。
箱根美術館の近くでは、強羅公園内のカフェ・Cafe picの「強羅園カレー」は、ランチにぴったりです。「カフェ&ダイニング クレソン」は美術館から徒歩2分ほどの場所にあり、隠れ家的な食事処です。
箱根美術館の周辺で、ランチは強羅駅エリアにも手ごろな食事処があります。強羅駅近くの「銀カフェ工房」は、カツサンドやバーガーがランチに人気です。彫刻の森駅近くの「餃子センター」の餃子定食も、ランチに大人気のメニューです。



箱根美術館へのアクセス

箱根美術館は、箱根エリアを走る登山電車ケーブルカーでアクセスできます。最寄り駅は、箱根登山ケーブルカー・公園上駅で、駅からの所要時間は徒歩で約3分です。
箱根美術館へのアクセスは、小田原駅からは、小田急の箱根湯本駅を経由し、箱根登山鉄道に乗り換え、終点の強羅駅でさらに箱根登山ケーブルカーに乗り換えます。小田原からの所要時間は、1時間はみるとよいでしょう。
箱根美術館へ車でアクセスするには、東京方面からは東名高速道路・厚木道口で箱根新道に入り、湯本出口から国道1号線を強羅方面へ進み、所要時間は2時間ほど。静岡方面からは、東名高速道路・御殿場ICでおり、仙石原を経由して、所要時間は1時間ほどです。

箱根美術館の駐車場

箱根美術館には車での来館者のために、直営の駐車場を設けています。駐車料金は無料で、普通車100台分の駐車スペースがあります。駐車場の営業時間は09〜17時で、夜間の利用はできません。
箱根美術館の周辺では、強羅公園の駐車場も、たがいに違い場所にあるので有力候補にあげられます。強羅公園のほうは駐車料金が有料で、1時間あたり300円、駐車スペースは普通車で43台分です。
箱根美術館へ車でアクセスする際、強羅駅の周辺で駐車場を探すのも、役に立つかもしれません。強羅駅の近くでは、「強羅駅前第2」や「三井リパーク強羅駅前」などがおあつらえ向きで、強羅駅からケーブルカー2駅分乗り、パークアンドライドを実践できます。