寸又峡へのトロッコ列車・バスツアーでのアクセスや駐車場の案内と温泉宿泊やキャンプ場など周辺観光情報

寸又峡の夢の吊り橋

静岡県・川根本町にある寸又峡温泉は、夢の吊り橋が新観光スポットとして人気急上昇中です。眼下のエメラルドグリーンの湖面は絶景ですが、恋愛成就パワースポットしても、口コミで評判になっています。ロジカルな解説だと、「吊橋をわたるとドキドキする。その時、誰かが一緒にいると、その人に恋をしてると勘違いする」というものらしいのですが、まあ、一緒にドキドキすることは恋人の第一歩かもしれません。
寸又峡・夢の吊り橋は、長さ90m、高さ8mあります。橋は人が1人通れるだけの板が2枚わたされているだけなので、10人も乗れば橋はいっぱいになります。橋の両サイドには、手でつかまれるようワイヤーが渡されていますが、高所恐怖症でなくてもスリル満点の吊り橋です。
夢の吊り橋は、寸又峡温泉街からハイキングコースでアクセスできます。途中「天子のトンネル」をくぐり、急な下り階段を下りた先にあります。



寸又峡へのアクセス

寸又峡は、静岡県は川根本町の山奥に位置し、アクセスにはいささか不便な場所にあります。
それでも、温泉や夢の吊り橋など人気スポットが点在し、それなりににぎわってはいます。
寸又峡は、新東名高速が開通によって以前よりも車ではアクセスしやすくなっており、道順としては島田金谷ICで降りて、30分ほど山道を登ることになります。道幅が狭いので対向車があればギリギリになるので、どちらかといえば中級以上向けのアクセス方法です。
寸又峡へ電車・バスでアクセスするには、大井川鉄道の急勾配を登るためのアブト式トロッコ列車に乗り、千頭駅で下車してバスに乗り換え、さらに40分ほど山道を揺られます。ただし、電車は1時間あたり1本程度なので、上手くスケジュール調整をする必要はあります。

バスツアー

鉄道、バスの乗り継ぎが面倒ならば、寸又峡へ行くバスツアーがおすすめです。バスツアー旅行の企画会社として知られるクラブツーリズムでは、「東京23区発」「多摩・西東京発」「神奈川(町田市含む)発」「千葉発」「埼玉発」「東海発」の寸又峡行バスツアーと企画しています。

寸又峡の温泉宿

寸又峡温泉は、南アルプスの麓から湧き出していて、泉質は硫化水素系の単純硫黄泉です。湯上り後は、ツルツルのスベスベ肌になると女性客に大好評で、「美人づくりの湯」として有名です。

寸又峡温泉は、効能が神経痛・切り傷・慢性皮膚炎・婦人病・糖尿病……と広範囲に及び、女性人気ですが、男性にもメリットはあります。町営露天風呂は観光客も利用でき、満天の星を眺めながら湯浴みできるのも、うれしいポイントです。
ちなみに、寸又峡温泉では「湯楽戯(ゆらぎ)手形」を販売しています。これは1000円で購入し、手形の提示で3ヶ所まで温泉のはしごができるというものです。「手形」は、宿泊先や土産物店で購入できます。
また、寸又峡温泉には足湯カフェというのもあり、寸又三山の朝日岳はじめとする寸又渓谷の絶景を眺めつつ、美女づくりの湯の源泉の足湯でくつろげます。営業時間は11:00~17:00で、晴耕雨読ヴィレッジという日帰り温泉も宿泊も楽しめる施設の中に設置されています。

寸又峡 観光

寸又峡は、温泉、夢の吊り橋のほかにも、観光スポットがいくつもあります。第一、来るときに使った大井川鉄道からしてSLが超有名で、鉄道ファンのあこがれであり続けています。
はじめての人で、観光スポットをひと通りめぐりたい人は、「寸又峡プロムナード」はおすすめです。温泉街をスタートし、夢の吊り橋、高さ100mのアーチ型鉄橋・飛龍橋、尾崎坂展望台など、1周90分ほどの観光コースです。
寸又峡は、名山に抱かれたような土地柄でもあり、スケジュールを調整して、温泉と登山をいちどに楽しめるのがメリットです。とくに、朝日岳(1826m)、沢口山(1425m)、前黒法師岳(1943m)は「寸又三山」と呼ばれ、登山コースとしても人気です。