二条城へのアクセス
観光客の多くは京都駅を基点にするのですが、二条城へのアクセスは、京都市営バスが大変便利です。京都駅から行くには、市バスの101・9・50系統のいずれかに乗車します。所要時間は20分くらいで、バス停を降りれば入場券売り場は目と鼻の先です。
二条城へは、地下鉄でアクセスする方法もあります。地下鉄の場合、東西線の「二条城前」が最寄り駅ですが、入場券売り場までは駅から200mあまり歩くことになります。
ちなみに、JR嵯峨野線と地下鉄東西線に「二条」駅がありますが、二条城からは遠くアクセスには少々不便です。JR二条駅から地下鉄に乗り換えて1駅乗る方法もありますが、二条駅から歩いても、徒歩で10分あまりの道のりです。
二条城の拝観料
二条城でも、ほかの京都の神社仏閣並みの拝観料がかかりますが、大政奉還の舞台となった歴史スポットとして人気があります。また、世界遺産(世界文化遺産)効果で外国人観光客も増えているともいいます。
二条城の拝観料は、大人は600円となっています。中高生は350円、小学生200円で、未就学児以下は無料です。ちなみに、京都市内の小中学生も無料です。
また、二条城の拝観料は30名以上の団体は割引になり、団体料金で大人1人あたり500円になります。障がい者は、本人と介護者1名は無料で入城できます。京都市営地下鉄1dayチケット(地下鉄1日乗車券)をもっていると、拝観料が100円オフになることも覚えておきたい予備知識です。
二条城の見どころ
二条城は、教科書の挿絵によく出てくる大政奉還の舞台となった歴史的なスポットです。最大の見どころといえば、武家風書院造の「二の丸御殿」はマストの建造物です。
▼二の丸御殿▼
内部では、狩野派一門が手がけたという障壁画は、時代を経て多少色あせしているでしょうが豪華けんらんでめまいがしそうです。
▼二条城襖絵(重要文化財)▼
二条城には、3つの庭園があります。中でも、二の丸庭園は小堀遠州が改修したと伝えられ、歴史的価値の高い見どころです。
▼二の丸庭園▼
ちなみに、二条城は地元京都市民の間でランニングコースとしても親しまれています。城の四方にめぐらされたお堀も見どころのひとつで、観光客も時間があったらお堀に沿っての散歩で、大人の京都と洒落こむのもよいでしょう。
二条城の桜祭り
二条城の桜も有名です。毎年、開花時期には桜祭りが開催されます。2018年は3月23日(金)から4月15日(日)まで。この桜祭りの期間、和装して行くとなんと入城料が無料となるとのことです。さらに期間中、二条城の夜間特別入城が可能になり、桜の木を中心にライトアップがされます。
また、プロジェクションマッピングなど最新のライトアップエンターテイメントも予定されており、内覧会でも評判になりました。
京都「二条城桜まつり2018」桜のプロジェクションマッピング、ネイキッドが手掛ける光と音の演出 – https://t.co/337pEVZeaD pic.twitter.com/88mRfPkCOE
— Fashion Press (@fashionpressnet) 2018年3月13日
二条城の朱印
二条城ではこのたび「ご朱印」がいただけるようになったと、ちまたで大評判になっています。世界文化遺産に認定された記念からか、2016年7月より実施されているサービスです。
ネタバレをすると、二条城は宗教施設ではないので、正しくは「入城記念符」といいます。神社仏閣を参拝した証とは違い、お城訪問の記念スタンプのようですが、葵の御紋が押印された本格派で、よそでは絶対に入手できない限定ご朱印です。
二条城のご朱印は、城内の土産物店で300円也でいただけます。せっかくなので専用のご朱印帳、もとい「集印帳」を1950円也で購入し押印してもらうと、またとない記念品となるでしょう。土産物店の営業時間内は、いつでも受け付けてくれます。