富岡八幡宮

富岡八幡宮のお祭り

東京・深川八幡祭りは、富岡八幡宮で最大のお祭りです。江戸三大祭りのひとつで、お神輿を担いでいるところへ水をかけることから、水掛け祭りの異名もあります。
富岡八幡宮の深川八幡祭りは、8月15日を中心に行われます。3年に1度は「本祭り」となり、お祭りには八幡宮所蔵の御鳳輦が渡御を行い、大小120基の町神輿が練り歩き、うち大神輿54基が連合渡御する様は圧巻ものです。

深川八幡祭りでは、1991年に日本一の黄金大神輿が復活し、お祭りの呼び物として評判になったことがあります。ただ、富岡八幡宮の鳥居には大きすぎたため改めて宮神輿が作られ、1997年に二の宮として渡御したという経緯があります。



また、毎月第一・第二日曜日の日の出より日没まで開催される骨董市も人気です。書籍・玩具・古伊万里などの幅広いジャンルにわたり、100以上の出店があり、第一日曜は西洋の、第二日曜は東洋の品を中心とした品揃えになっています。
▼酉の市の様子▼

富岡八幡宮の宮司

2017年末、富岡八幡宮で発生した宮司代務者の刺殺事件は世間を大いに騒がせたものです。しかも事件を起こしたのが20代目の宮司というのは、衝撃的としか言いようがありません。
ことの発端は、1994年10月に19代目が引退したことに始まります。20代目が継いだものの不祥事で解任され、2001年5月に19代目が復帰し、2010年には19代目の長女が宮司代務者に就任したのです。神社本庁との関係悪化から2017年9月には離脱し、富岡八幡宮は単立神社となっています。
富岡八幡宮は事件後、責任役員会議を招集し、丸山聡一・権宮司を代務者に立てましたが、宮司は現在、空白状態です。神事は従来通り行っていますが、参拝者は激減しているのが現状です。

富岡八幡宮の見どころ

江戸時代後期の測量家で日本地図の製作者としても有名な伊能忠敬翁ですが、その銅像が境内大鳥居横に建立されています。
伊能忠敬は全部で10回の測量旅行を企画しましたが、遠国の旅に出るときには必ず内弟子と従者を率いて富岡八幡宮に参詣して、無事成功を祈念したと言われます。