城崎温泉の観光マップや外湯めぐりに便利な観光協会の街ブラ地図

城崎温泉

1300年の歴史を持つ町並みに下駄の音がよく似合う情緒あふれる温泉街・城崎温泉。テレビでもたびたび紹介され、一度は訪れてみたいと思っている方も多いことでしょう。
柳の並木に沿って穏やかに流れる川には適度な間隔で弧橋が架かり、より一層旅情を盛り上げてくれます。周辺都市からのアクセスも良く、列車やマイカー・高速バスなどさまざまなアクセス方法があるのも魅力です。
ここでは、城崎温泉を存分に楽しむためのいろいろな情報をまとめてみました。



城崎温泉の観光マップ

城崎温泉の所在地は兵庫県豊岡市城崎町で、平安時代から続く1300年の歴史を誇ります。七湯ある外湯めぐりが基本となっていますが、城崎温泉駅前から大谿川沿いにかけて、たくさんの温泉宿が並びます。源泉は一度集中配湯管理施設に集めら、配管を通じて平均57度の温度で各旅館に送られるのが特徴です。駅舎をはじめ町のいたる所に足湯や飲泉場が設けられているので、のんびりと散策しながら温泉を楽しめます。
▼城崎温泉の街ぶら地図▼

交通アクセスは、JR山陰本線 城崎温泉駅 を下車してすぐの場所にあります。駅前には、城崎温泉旅館協同組合があり、旅館の案内や料金・観光情報などを提供しています。城崎温泉では、電車を使った宿泊客に対して、12:30から18:00まで旅館組合のバスが無料で宿泊する旅館近くまで運んでくれるサービスがあります。車を利用する場合、岡山・大阪・神戸方面からは日高神鍋高原インターチェンジを降りて豊岡へ向かうルートが一番近道で、所要時間は約3時間から3時間30分ほどです。京都方面からは与謝天橋立インターチェンジが近く所要時間は約3時間、鳥取方面からは山陰近畿自動車道 浜坂道路 の利用で約2時間30分が目安です。

七湯の外回り温泉は、城崎温泉駅に一か所、大谿川下流方面から城崎温泉ロープウェイのある上流に向かって残りの六か所があります。外湯の周辺には、100を超える個性豊かな温泉旅館(2017年時点)が並び、町を散策しながら湯めぐりが楽しめます。



城崎温泉の外湯めぐり

外湯めぐり発祥の地である城崎温泉は、遥か昔からこの地に湯治に訪れた人々を、道を廊下に宿を客間にして町全体でもてなしたと伝えられています。その心は今も引き継がれ、宿に着いたら浴衣に着がえ下駄を履くのが習わしになっています。ユニークな城崎ゆかた憲章が設けられ、町内には着こなしに自信がない時や、着くずれた時など助けてくれるゆかたご意見番が30軒あるというこだわりです。

城崎温泉には、駅舎温泉 さとの湯・一の湯・御所の湯・まんだら湯・地蔵湯・鴻の湯・柳湯の7か所で外湯めぐりができます。それぞれの特徴は以下の通りです。

駅舎温泉 さとの湯は日本最大の駅舎温泉で、温泉からは円山川が悠々と流れる様をゆっくりと眺められます。歴史ある城崎温泉に現代の感覚がプラスされた温泉で、滝の音が響くお風呂ではハーブの香りが漂うエキゾチックな空間が演出されています。

御所の湯は後白河天皇の姉である安嘉門院が入湯したとされる湯で、良縁成就・美人の湯として有名です。天井は透明な材質が使用されており、夜にはきれいな星空を眺めながら、昼は森林浴をしている気分を味わえます。

まんだら湯は、道智上人の祈願によって湧き出た商売繁盛・五穀豊穣・一生一願の湯とされています。緑色の屋根が山のすそ野の緑と重なるとても落ち着ける温泉で、丸いひのき風呂が訪れる旅人の疲れを癒してくれます。

地蔵湯は江戸時代から村の人たちの外湯として親しまれた湯で、源泉から地蔵尊が出たことが名前の由来になっています。7つの温泉の中で、最も現代風の造りになっています。

鴻の湯は、およそ1400年前にこうのとりが足の傷を癒したことが発見され付けられたと言われます。夫婦円満・不老長寿、幸せを招く湯とされ、ロープウェイ山麓駅の前にある温泉街の中心から一番離れた場所にあります。庭園風呂では、美しい木々に囲まれてゆったりと入浴できます。

柳湯は子授安産・子授けの湯と言われ、立って入るタイプの珍しいお風呂です。温度は外湯の中で一番高く、熱いお湯が苦手な方は建物前と裏手にある足湯の利用ができます。



外湯マップ

以下は城崎温泉観光協会がリリースしている「城崎温泉観光パンフレット」に掲載されている地図です。
駅からぶらぶらと歩きながら、外湯だけでなく文芸館や伝承館などにも寄り道できる地図です。

趣の異なる7つの温泉を存分に楽しんでもらうために、城崎温泉では1日何度でも入り放題の外湯めぐり券を発行しています。また、当日最初の入湯者に一番札をプレゼントする観光者向けのサービスもあり人気です。

城崎温泉の天気

城崎温泉は、四季を通じて全国各地から観光客がたくさん訪れる人気の温泉街です。春や夏のシーズンは雨が降ってもすぐに温泉に入れるので問題ないのですが、秋以降は山沿いにあるので周辺の平地より寒い傾向にあります。特に12月から3月までの期間は、雪が降って積もることもよくあります。温泉街では浴衣を着て出歩く方が多いので、厚手の下着やアウター・ホッカイロを持参するなど、寒さ対策はしっかりと準備をしておいた方が良いです。

城崎温泉の日帰り風呂

城崎温泉の外湯は、日帰りやちょっと立ち寄って入る温泉としてもぴったりです。営業時間はほとんどが朝7:00からのオープンで、夜の23:00まで開いています。(駅舎温泉さとの湯は13:00から、まんだら湯は15:00からなので注意)昼間は観光客で混雑をしている時間帯なので、朝早くか夕方近くが比較的空いていてゆっくりと浸かれます。温泉街にはいろいろな飲食店がたくさんあるので、足湯なども使って食べ歩きをするのも楽しいです。