桜の花見の名所や人気スポットとランキング

今年の桜の開花予想

例年3月初めごろから、桜の開花予想がテレビや新聞で公表され始めます。
そして、今年も、さくら開花予想を発表している気象会社、ウェザーマップの「さくらチーム」からは、今年の桜開花前線マップが発表されています。
こちらをどうぞ▼

参考までに、こちらは昨年度版。

近年は予想精度がかつてとは比較にならないほどアップし、ズレることはあっても1日か2日程度の誤差でしょう。
桜の開花予想は、桜花見のスポットによくある「標本木」を基準に出す算定方法が確立されています。気温が15度を超える日が、累計23〜24日に達すると開花が始まると覚えておけば、素人でも簡易的な予想が立てられます。
桜の開花予想は、厳寒で休眠打破の時期が早まり、花芽の成長が促されことでも、予想に役立てることができます。桜花見のシーズン直前に、急に気温が下がると開花時期が遅れることは多々あることです。



桜の花見の観光名所

桜花見の名所とされる場所は、シーズンにはどこも多くの観光客でにぎわいます。というわけで、東京の上野公園はじめ、全国の主要都市にある大きな公園は、たいてい桜の名所として定着しています。
※上野公園・忍ばず池の桜

桜花見は、春の訪れを知らしめる観光イベントで、開花時期にあわせて桜まつりを開催する地域は本当に多く、まるでウェーブのように全国南から北へウキウキ感が広がっていきます。きょうびは、外国人観光客にも人気でインターナショナルな雰囲気に包まれます。

また、桜の名所は、歴史スポットとカブっているような場所も多くあります。
姫路城弘前城などの名城と桜とのコラボなど、観光客にはたまらない絶景として格好の被写体ともなっています。



桜の名所ランキング

桜花見のシーズンが近づくと、ネットや雑誌で桜の名所ランキングの話題で持ちきりになります。
東京の上野公園、大阪の大阪城・西の丸公園などのスポットは観光客も多く、ランキングに有利な立ち位置です。
一方で、河津桜吉野山など、アクセスに時間をかけてでも行きたいスポットも根強い支持があります。
桜の名所ランキングとして「さくら名所100選」を参考にする人は多いでしょう。
選定基準が一定しているので、客観的な評価が信頼感を誘います。
桜の名所ランキングは、サイトや書籍によって順位が多少違いますが、上位クラスは顔ぶれがほぼ決まっています。
確かに甲乙つけがたい名所ぞろいで、桜花見のはしごの参考にもなってくれます。

東京の花見ランキング

東京花見ランキングではさまざまな旅行雑誌などでも独自の基準によるランキングが発表されています。
ここでは、「動画でチェック」をコンセプトにしたランキングを発表します。
YouTubeで「東京」「花見」というワードで検索を行い、そこで選ばれた結果をさらに「視聴回数」順で抽出していました。なお、実質的にあまり桜が写っていない動画や複数のスポットがまとめられた動画は順位に入れず、一箇所が紹介された動画だけで選出しています。
以下、動画も貼り付けてご紹介します(動画では一部広告が入ることがあります)。

1位:千鳥ヶ淵の桜 視聴回数 687,308回

2012年4月6日撮影。東京都千代田区の皇居の北側、北の丸公園の内掘沿いに広がる「千鳥ヶ淵緑道」は、皇居西側の千鳥ヶ淵に沿う全長約700mの遊歩道で、千鳥ケ淵戦没者墓苑入口から靖国通り沿いの麹町消防署九段出張所まで伸びています。

2位:上野公園の桜 視聴回数 247,874回

2014年4月撮影。東京では夜桜の花見でも有名な上野恩賜公園は、江戸城の鎮護の寺として建てられた寛永寺に桜が植えられたのが始まりです。

3位:目黒川の桜 視聴回数 17,168回

2015年4月16日公開。目黒川沿いの桜並木。東京でも有数の桜の名所ですが、「お花見クルーズ」で川から眺める桜もきれいです。

関東の花見スポット

横浜・三溪園
天授院、聴秋閣、春草廬といった重要文化財がたくさん存することでも知られる横浜・三渓園は桜の名所でもあります。
※三渓園の夜桜

※大岡川プロムナードの桜祭りやお桜クルーズ
横浜ならば大岡川も忘れてはいけません。京浜急行線の日ノ出町〜黄金町あたりの川沿いが、桜の名所として知られています。

※隅田川の桜やお桜クルーズ
お桜クルーズといえば、隅田川沿いの桜も古くから人気です。

六義園
JR駒込駅から徒歩で行ける有名な庭園です。巨大なしだれ桜が有名で、例年、多くのランキング必ず掲載される名所です。
※六義園のしだれ桜

東京ミッドタウン
比較的新しい桜スポットです。都会的な風景とライトアップとの組み合わせが人気です。
※東京ミッドタウンの夜桜



関西の花見スポット

関西で桜花見といえば、昔も今も吉野山の桜が代表格です。

歴史絵巻さながらに山々が桜色に染まる様は、遠目にぼんやり眺めるだけでも時を忘れるほどの感動体験となることでしょう。
関西は、桜花見におあつらえ向きの名スポットが、近場で見つけやすいエリアでもあります。
大阪城の西の丸公園は有名で、京都では丸山公園の「祇園の夜桜」として有名なシダレ桜が見もので、昼間もにぎわいますが夜桜のほうも風情があります。

京都といえば、二条城ですが、二条城でも「桜まつり」が催され、夜間は特別にライトアップされます。二条城のライトアップはプロジェクションマッピングも取り入れられており、ニュースにもなっています。

観光名所として知られる、奈良の東大寺二月堂、滋賀県の彦根城などは、同時に桜の名所でも有名です。
こうした歴史スポットと桜とのコラボを気軽に楽しめるのが、関西の桜花見のだいご味といえます。