湯島聖堂・湯島天神・神田明神は学問や受験の三大聖地

東京都文京区といえば東京大学(文京区本郷)、筑波大学東京キャンパス(文京区大塚)、私立跡見学園(文京区大塚)、順天堂大学(文京区本郷)、東洋大学(文京区白山)、と大学が数多く並ぶ学府とも言えるエリアです。
そんなエリアに、学問や受験を巡る3つの聖地があることは有名です。
このページでは、その3つについてそれぞれご紹介します。



湯島天神は「学問の神様」を祀る

湯島天神の「天神様」とは、もともとは「雷の神様」のことですが、菅原道真が死後、「天満大自在天神」として祀られたことから、菅原道真を「天神様」として信仰する習慣が生まれました。湯島天神ではその天神、学問の神様・菅原道真を祀る神社です。
「学問の神様」が奉る神社ということで、そこでのご祈願やお守りは、受験生やそれに関わる人にとって、とてもありがたいもとのなっています。
▼絵馬がたくさん奉じられた受験時期の湯島天神▼

天神様(道真公)と縁の深い牛を象った「撫で牛」も使神として人気で、「具合の悪いところを撫でるとご利益が…」ということで、多くの参拝者が「撫でて」帰ります。
▼撫で牛▼

神田明神は勝負事の神様

神田明神は、神田・日本橋・秋葉原・大手町・丸の内・旧神田市場・築地魚市場など、古い江戸界隈108か町会の総氏神で、江戸総鎮守とも言われます。「江戸の守り神」であるともに「勝負運を授ける神」としても信仰され、「学問の神」を祀る湯島天神と合わせ、「受験という勝負事」に向かう人達から人気の高い神社です。




▼神田明神▼

湯島聖堂はパワースポット

湯島聖堂は、江戸幕府5代将軍綱吉が建てさせた「昌平坂学問所」=つまり、史跡ですが、パワースポットとしても評判が高いものがあります。御茶ノ水駅を出て、聖橋の上から石垣と森がみえ、たしかに寺院並みの神聖な雰囲気があります。
▼湯島聖堂▼

湯島聖堂はパワースポットらしく、入徳門をくぐると手水舎があります。そこから大成殿へ進むわけで、頭脳面で「ご利益」があるという評判です。湯島天神と間違う人が少なくないのも、うなずける話です。
湯島聖堂の孔子像は世界一の大きさがあり、パワースポットを実感する人は多いようです。スピリチュアルな世界では評判のようですが、杏壇門前の大木にパワーを感じるという口コミも少なからずあります。



湯島聖堂のお守り

湯島聖堂は史跡なのですが、もはや神社仏閣並の聖地として親しまれています。「昌平坂学問所」縁の地であり、「論語」で知られる孔子を祀っていることから、湯島聖堂で入手できるお守りは「学問成就守札」といって、大小2種類あります。東大に近いロケーションもあってか、合格祈願にと買い求める受験生が多いのも特徴的です。
▼孔子像▼

湯島聖堂では、お守りを買い求めるほかに、絵馬を「奉納」することもできます。史跡や歴史スポットというより神社とほぼ同格のパワースポットとして親しまれています。