ななつ星 in 九州の料金や時刻表と予約方法やその倍率

ななつ星in九州の車両

ななつ星in九州は、高級ホテル並みの豪華さを志向しただけに、車両は中も外も高級感たっぷりです。内装は和洋折衷、木やファブリックをあしらい、世界に通じるゴージャスさは、せめて写真で鑑賞する価値はあります。
ななつ星in九州は、スイート・DXスイートの車両を連結しています。1両あたり、スイートは3室、DXスイートは2室の贅沢な造りで、定員は最大28名に抑えられています。
ななつ星in九州の車両には、ダイニングカー「ジュピター」も連結され、一流レストラン並みの税を極めた食事が楽しめます。ラウンジカー「ブルームーン」にはバーカウンターやソファーが配置され、ピアノの生演奏付きで大人のリラックスタイムを満喫できる趣向です。

ななつ星の車両編成

ななつ星の車両編成は、ディーゼル機関車プラス客車7両となっていて、客車は77系で専用車両として開発されたものです。本当はもっと客車を増やしたかったようですが、JR九州管内は山間部が多い関係で、現行の車両編成に落ち着いた経緯があります。
ななつ星の車両編成によると、客車はスイート4両・DXスイート1両。1列車あたり計14室で、定員は最大で28名です。そのわずかな定員をめがけ予約困難な状況が続き、高根の花となっています。
ななつ星の車両編成で、1号車にラウンジカー「ブルームーン」は大人のくつろぎ空間という位置づけです。2号車はダイニングカー「ジュピター」で、腕利きのシェフも乗車し、フルコース料理など舌鼓を打つこと請け合いです。



ななつ星in九州の食事

ななつ星in九州は、食事ひとつとってもミシュランガイドの三ツ星並みの豪華さが評判になっています。一流シェフが乗車し、腕によりをかけたフルコースのディナーなど、完全に舞い上がってしまいそうです。
ななつ星in九州の食事は基本的に、九州の地元食材をふんだんに使った旬の味が身上となっています。3泊4日コースの場合、1泊は高級旅館に宿泊し、懐石料理などの食事は旅人の期待を裏切らない豪華さです。
ちなみに、ななつ星in九州は、食事にドレスコードが設定されています。スマートカジュアルを基本に、ディナーはセミフォーマル。高級レストランへ行くときの服装が目安ですが、Tシャツに短パン、スニーカーやサンダル履きは避けたほうがよいでしょう。

ななつ星の料金

JR九州「ななつ星 in 九州」は、料金のほうでもエグゼクティブ級です。ラインナップは1泊2日・3泊4日コース、客室はすべてスイートで、高料金の原因ともなっています。
「ななつ星」は、料金からして豪華客船のクルージング並みの高級感があります。1泊2日コースでもスイートが2名1室で345,000円からあり、3泊4日コースのDXスイートAを1人1室使うと155万円の大台に乗ります。
「ななつ星」の料金には、運賃・宿泊料と、朝・昼・晩3食の食事代が含まれています。途中停車駅の乗客限定イベントも、コミコミプライスです。食事も一流どころで固められているので、グルメを堪能する列車旅の一面もあるのです。

ななつ星の1泊2日コースの場合の料金表

車内客室出発日ご旅行代金
(3名1室利用)
ご旅行代金
(2名1室利用)
ご旅行代金
(1名1室利用)
スイート(設定数12室)10月345,000円595,000円
12月・1月・2月315,000円565,000円
DXスイートB(設定数1室)10月395,000円425,000円730,000円
12月・1月・2月365,000円395,000円700,000円
DXスイートA(設定数1室)10月425,000円465,000円785,000円
12月・1月・2月395,000円435,000円755,000円

ななつ星の3泊4日コースの場合の料金表

列車2日目宿泊施設出発月ご旅行代金
(3名1室利用)
ご旅行代金
(2名1室利用)
ご旅行代金
(1名1室利用)
施設名客室タイプ
スイート
(設定数4室)
由布院玉の湯和洋室10月・11月725,000円1,225,000円
12月・1月・2月675,000円1,175,000円
スイート
(設定数4室)
亀の井別荘和室10月・11月740,000円1,270,000円
12月・1月・2月690,000円1,220,000円
スイート
(設定数2室)
山荘無量塔①離れ和洋室10月・11月725,000円1,225,000円
12月・1月・2月675,000円1,175,000円
スイート
(設定数2室)
②離れ和洋室10月・11月740,000円1,270,000円
12月・1月・2月690,000円1,220,000円
DXスイートB
(設定数1室)
由布院玉の湯離れ和洋室10月・11月780,000円850,000円1,350,000円
12月・1月・2月730,000円800,000円1,300,000円
DXスイートA
(設定数1室)
亀の井別荘離れ和洋室10月・11月880,000円950,000円1,550,000円
12月・1月・2月830,000円900,000円1,500,000円

上記料金表は、申込期間:2018年4月1日(日)10:00〜5月7日(月)で受け付けているツアーのものです。現在の正確な料金の確認は公式サイトでチェックしてください。



▼「ななつ星」の旅の説明movie▼

youtubeのななつ星クルーズトレインチャンネルでは、ななつ星の車両内の説明や旅の案内が動画でアップされています。

ななつ星のルート

JR九州「ななつ星 in 九州」は、ルートが決定され次第、ホームページなどで料金も含めて発表されます。1泊2日コース・3泊4日コースと、コースが定まればすぐに予約が開始されます。

▼「ななつ星」の運行ルートの案内movie▼

「ななつ星」のルートは、100%JR九州のエリアに入っています。たとえば、1泊2日コースでは博多駅を発着し、長崎や佐賀を周遊します。3泊4日コースは、博多駅を発着し、由布院や鹿児島を周遊し、スイッチバックなど貴重な光景も見られるかもしれません。
「ななつ星」のルートは、災害などの影響で変更されることがあるので要注意です。最近でも、2017年の九州北部豪雨の影響で久大本線が普通になり、やむなくルートが変更されたケースがあります。

ななつ星の時刻表や運転日・運行状況

ななつ星は、通勤列車のように毎日決まった時刻表に添って運行しているわけではありません。ツアー旅行のように、旅行日やスケジュールがあらかじめ決まっています。たとえば、現在募集中の一泊二泊コースの日程は以下になっています。

2018年 10月20日(土)、12月1日(土)、12月22日(土)
2019年 1月12日(土)、2月2日(土)

参考までに、すでに申込みは終了していますが、2018年の3月〜9月に行われる春〜夏コースでは、その時刻表は以下のように発表されています。

秋〜冬コースの時刻表も見てみましたは、ほぼ上記と同様です(10〜20分、異なる部分もあります)。コース日程と時間スケジュール

ななつ星の運転日

「ななつ星」は、JR九州の臨時イベント列車のような立ち位置で、運転日が『時刻表』に載っているわけではありません。運転日は決定され次第、JR九州の「クルーズトレインツアーデスク」の店舗やホームページで知ることができます。
ななつ星はザっと、春〜夏コース・秋〜冬コースに分かれ、それぞれ1泊2日コース・3泊4日コースのラインナップがあります。運転日は、どのコースも月1〜2本の運行で、1泊2日コースは土曜発、3泊4日コースは火曜発のパターンです。
ななつ星は、運転日が決まればじきに受付開始です。受付期間は4月1日〜GW明けなどと短期勝負のうえ、倍率が20倍を超えることもあります。また、プレミアム旅行商品が臨時に販売されることもあります。

ななつ星in九州の運行状況

ななつ星in九州の運行状況は、JR九州のホームページなどで最新情報にアクセスできます。さらにスマホを使っている人は、JR九州アプリのダウンロードがおすすめで、いつでもどこでも簡単に情報検索ができます。
ななつ星in九州の運行状況は、ジョルダンやNAVITIMEで調べたい人も多いようですが、今ひとつ使いにくいという声が多いのが現状です。普通列車や特急列車と違い、純粋なイベント列車なので、情報の精度でJR九州に軍配が上がる点は否めません。
ななつ星in九州の運行状況をみると近年、熊本地震や九州北部豪雨など自然災害に泣かされ通しだったことが見て取れます。2018年7月には、久大本線が復旧し運行ルートが元通りに、運行状況は正常化に向かっています。



ななつ星の予約方法や倍率と予約状況

ななつ星の予約方法

「ななつ星」の予約方法は、JR九州のクルーズトレインツアーデスク、またはそのホームページにアクセスが第1ステップです。申し込み多数の場合は、確実に抽選となります。出発の21日前からは、20%のキャンセル料がかかります。
ななつ星の予約方法として、JR博多駅の専用ラウンジ「金星」で、対面で申し込むという選択肢もあります。「金星」は、ななつ星の出発セレモニーが行われる場所でもあり、空港でいえばVIPルームのような場所です。
ななつ星の予約方法には、主要な旅行会社に丸投げするという選択肢もあります。切符の受け取り、キャンセル規定その他は各旅行会社で違うので、申し込みの際に要確認です。

ななつ星の予約倍率

ななつ星は、申し込み倍率がいつでも高くて、予約が取りにくいというのがもっぱらの評判です。多いときには、倍率が25倍を超えたといい、ブームが落ち着いた現在でも毎回10倍前後で推移しています。
ななつ星は国内での人気に加え、海外からの予約希望者も多いことも、倍率を押し上げる原因となっています。1列車あたり客室は都合14室、客室はスイート・DXスイートのみで、定員28名では予約困難必至となるのもうなずける話です。
ななつ星は高倍率が常態化し、いつも予約困難と世間ではみられていますが、レア度満点の列車に5回も乗ったというリピーターも中にはいます。かりに抽選にもれても、キャンセル待ちにかける熱心なファンは多いのです。

ななつ星の予約状況

ななつ星の予約状況は、最近は少し落ち着いたとはいえ、依然として倍率は高止まり傾向が続いています。運行開始後は7倍くらいで推移していたのが、25倍を超えるケースさえあったのです。
ななつ星は、表面的な予約状況だけをみて、以前と比較して人気が下がったなどという人がいます。ただ、予約状況は現在でも倍率10倍前後で推移していて、むしろ堅調化しているとみるのが適当といえます。
ななつ星の予約状況は、海外からの申込者の影響も無視できないものがあります。とくにアジアからの申し込みが多く、乗客のうち外国人客が占める割合は10%超となることが多々あり、ちょっとしたインターナショナルな空間となっています。