菜の花畑の名所や人気スポット、関東〜関西〜中部〜九州

関東の菜の花畑

菜の花畑は、関東地方の平野部では4月〜5月上旬ごろに開花のピークを迎えます。東京都心でさえ、浜離宮葛西臨海公園が名所として超有名で、鮮やかな黄が目を楽しませてくれます。

※浜離宮

関東で菜の花畑といえば、千葉県をあげる人が多いでしょうが実際、県の花に指定されています。中でも、マザー牧場の「花の大斜面」に約350万本が咲き誇る様は圧巻で、規模でいえば日本最大級かもしれません。

※いすみ鉄道

関東で人気といえば、大原-上総中野間を走るいすみ鉄道の車窓から眺められる菜の花畑も有名で、毎年多くの観光客が訪れます。千葉県館山市-南房総市間のフラワーラインは、沿道に植えられた菜の花が延々と並ぶ様も見ごたえ十分で、「日本の道100選」に選定されているほどです。千葉県、特に南房総は温暖なので、関東の一般的なシーズンよりも早く、マザー牧場だと例年の見頃が2月下旬〜4月中旬、小湊鉄道沿線だと3月下旬〜ゴールデンウィーク頃、南房・鴨川市の菜の花ロードでは1月からイベントが開催されています。

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関西の菜の花畑

関西の菜の花畑は、1月下旬〜2月上旬、滋賀県の「第一なぎさ公園」のカンザキナバナから開花が始まります。琵琶湖と比良暮雪と菜の花とのコラボも見もので、「日本の渚100選」に選定されています。

琵琶湖と比良暮雪と菜の花

関西の大部分のエリアでは、菜の花畑は4月〜5月上旬が開花のピークを迎えます。歴史スポットが多い関西は、たとえば奈良県の藤原宮跡は、大和三山と桜も加わり、つい絵筆を取るほどの絶景です。
関西の菜の花畑は、インフラ整備でランキングに影響が出ているケースがあります。たとえば、今や車でアクセスできる淡路島は「あわじ花さじき」が大人気で、人気ドライブコースとして定着しています。

あわじ花さじき

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中部地方の菜の花畑

中部地方は、温暖な太平洋沿岸と雪深い日本海側では気象条件が大きく違い、さらに中央部は南北アルプスなどの山岳地帯となっています。菜の花畑の開花時期が地域ごとにまちまちなのは当然のことで、バラエティ豊かなエリアといえます。
中部地方で菜の花畑といえば、愛知県が盛んなイメージがあります。とくに渥美半島は1月上旬から楽しめるほどで、渥美半島の田原市の「菜の花まつり」は、多くの観光客が訪れます。
菜の花畑は、時期的に桜とのコラボを楽しめるスポットがいくつもあります。中部地方では、河津桜と菜の花とのコラボが人気で、河津桜まつりには県内外からの観光客で大にぎわいになるエリアです。



福岡地方の菜の花畑

福岡県は、とくに筑後川沿いが菜の花畑の名所として認識されています。筑後川沿岸でも、久留米市を中心に川沿いに伸びているサイクリングロードは菜の花の帯がひたすら続き、日本の原風景にどっぷりと浸れます。
福岡県では、大自然や歴史を肌に感じながら、菜の花畑を散策するのも一興です。たとえば、能古島の「のこのしまアイランドパーク」は開放的で、福岡市内からのアクセスも便利な癒しスポットとなっています。

※アイランドパークの菜の花

菜の花畑は、地元住民だけが知っているような名スポットも少なからずあります。たとえば、福岡空港の滑走路北側が口コミで評判になり、飛行場に咲くオアシスとして隠れた人気なのです。